2023年の秋分を迎えました2023/09/23

2023彼岸花
本日は2023年の秋分です。我が家の周囲は昨日から続く雨でしっとり。気温もぐっと下がり、朝9時時点で肌寒さを感じたのは夏以降初めてでした。このまま平年並に落ち着いてくれると良いのですが…。

2020年に閏年を迎えてから、今年で4回目の秋。太陽位置を基準に決める二十四節気の日時は、「閏年の周期」すなわち「4年ごとに1日追加」という変化がダイレクトに影響します。閏日よりあとにやって来る秋分などの節気は、閏年前年に対して18時間あまり早まり、その後3年間かけて6時間弱ずつ遅くなります。こうしてなるべく一定期間に収まるよう工夫している訳ですね。

右下図は当ブログで時々掲載してきた二十四節気の日時変化。今回は秋分の変化の図です。来年は閏年なのでまた早まって、なんと128年前の1896年9月22日22:03:41という記録より早い秋分を迎えることになるでしょう。しばらくは4年ごとに最早記録が更新されます。でも過去には1796年22日17:24:02、さらにその前には1696年22日12:08:17という最早記録が控えていますから、これを更新するのはあと50年くらいかかりそうですね。

秋分の変化
夏が異様に暑かったためか、窓下にひっそり生えている彼岸花は昨日やっと開花した状態。例年なら秋分の日に半数ほど咲き終えて枯れてる状態なので、大幅に遅れています。目立つ桜や彼岸花だけでなく、気候が大きく変化した際に遅れたり早まったりする植物は極めて多いことでしょう。更にその植物に依存する動物にも影響が及びます。人間も今は流通や加工保存の技術があるから多くの場合で食料難に陥らず持ちこたえているけれど、食料確保が個人に委ねられることになったら生き延びられないでしょうね。

閏日の仕組みを作り、ちまちまと日時管理しているのが馬鹿らしく思えるほど、自然界の「ずれ」や「崩れ」が大きくなっている気がします。多分これは人の叡知でどうにかできるものではないのでしょう。

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