雨上がりにふたつの彗星を撮りました2017/04/30

昨夕は激しい雷雨があったものの、雷雲が去ると綺麗な星空がやってきました。残念ながら湿度が異様に高く、透明感はありません。そこら中が雨と結露とでビショビショでしたが、朝まで続く快晴は貴重です。機材調整を兼ねて彗星を写しました。

下左画像はジョンソン彗星(C/2015 V2)、下中画像はタットル・ジャコビニ・クレサーク彗星(41P)。いずれも30日になり立ての頃の撮影で、32分露出、彗星位置基準コンポジット、上方向が天の北方向、上下画角は約0.5°です。昨夜と同じメニューですが、機材の焦点距離などを変えており、大写しになっています。また画角と星像の確認として、明け方近くに高く昇っていた惑星状星雲M27(亜鈴状星雲)を撮影しました(下右画像)。画角はほぼ同じなので、M27を見慣れている方には彗星の大きさが直感的に分かるでしょう。

湿気が高いと夏を感じます。撮影始めた頃は肌寒かったけれど、明け方に向かうほど何故か次第に暖かくなるのが分かりました。(アメダスデータでは2度ほど下がっただけでしたが…。)頭上には夏の大三角、そして東の低空には最大光度を迎えた金星が輝いていました。

  • 20170430ジョンソン彗星(C/2015 V2)
  • 20170430タットル・ジャコビニ・クレサーク彗星(41P)
  • 20170430_M27


参考:
ジョンソン彗星(C/2015V2)に関係する記事(ブログ内)
タットル・ジャコビニ・クレサーク彗星(41P)に関係する記事(ブログ内)

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