2022年の台風14号が発生2022/09/14


20220914-0300JSTトリプル台風
気象庁によると、昨日から「台風になるかも知れない」と報道されていた熱帯低気圧が、本日3:00に台風14号「ナンマドル/NANMADOL」になりました。直前の台風13号発生から1日と18時間後の発生で、12号と13号はまだ活動中なのでトリプル台風となりました。

左は14号発生時である本日3:00の気象衛星ひまわり画像(画像元:RAMMB/画像処理・地図等は筆者)。夜間なので赤外の白黒画像です。赤点線円が各台風中心の直径1000km円。西から東へ向かって12号、14号、13号の順です。

現在先島諸島をやっと通過し終えた12号の被害も癒えぬまま、今週末には14号が沖縄近海へ進んできます。連休から彼岸にかけて南西諸島や九州・四国に接近する予報が出ており、余波として来週前半には本州も大雨の地域が出るようです。せっかく季節がよくなってきたこの頃ですが、どうか油断せずにお過ごしください。

ほっと一息ついたようなお月様2022/09/14

20220914_22224月
昨夜は湿度が高く、夜半前は薄雲が度々空を横切る状態でした。でも惑星や月を眺める時間なら確保できそうだと考え、望遠鏡を組み立てておきました。

案の定、機材の表面がすぐ結露し始めたものの、シーイングは悪くなさそうです。雲を避けつつ月面散歩と惑星巡りを楽しみました。土星、木星、火星まで撮影しましたが画像処理が間に合わないため明日以降の記事に掲載するとして、今日未明の月面を左に掲載します。撮影時刻は2:30前ごろ、太陽黄経差は約222.24°、撮影高度は約65.10°、月齢は17.38。

ついこの前に名月を迎えたばかりと思っていたら、もうこんなに欠けています。ちょうどオニール橋に斜陽が注ぎ、橋の下を夕日が通過しているかのようですね。月面K地形も見えてきました。このふたつは概ね一緒のタイミングで見頃を迎えます。

シーイングがときおり大きくぐらつくものの、細かな振動は比較的少ない夜でした。明け方に向かって更に落ち着きを見せています。いつも以上に細かなクレーターや凸凹地形が確認でき、嬉しくなりました。毎日このシーイングを維持してくれればどんなに楽しいことでしょうか。秋の虫たちが美しいコーラスを奏で、夜空の観察に彩りを添えてくれました。

週末から来週にかけては、台風の影響で天気がぐずつく予報です。この月が細くなる頃に水平月・逆転月が見えるので、せめて該当日だけでも晴れて欲しいところです。

今日の太陽と2022年真夏日/熱中症統計途中経過2022/09/14

20220914太陽
昨夜から今朝は晴れ時々薄雲通過。今日朝からも同じような空です。やや蒸し暑い感じがします。

20220914太陽リム
左は9:50ごろの太陽。まず驚いたのは左下リムから煙突の煙のごとくたなびくプロミネンス。何でしょうね、この形は?先行して見えている黒点を含むプラージュ付近は13102と採番されました。このあたりが活発なエリアであることは間違いありません。

右下リムの長いダークフィラメント転じたプロミネンスは佳境に入りました。右上リム近くの13098のプラージュもまだ明るいですね。とても活動的な太陽面です。

2022年真夏日と熱中症(途中経過)
ここ数日、当地・茨城県南部は比較的涼しかったですが、国内あちこちから厳しい残暑のニュースが伝わってきました。毎年行っている真夏日と熱中症の集計(昨日までの途中経過)を右に示します。

暑さ寒さも彼岸までとは言うけれど、確実にそうなるとも限りません。特に残暑シーズンは気温が下がってきたことで警戒心が薄れることに加え、高い湿度による熱中症も見受けられます。どうかもうしばらくは油断なくお過ごしくださいませ。