2022年の台風15号が発生2022/09/23


20220923-0900JST気象衛星画像
気象庁によりますと、昨日から「台風になるかも知れない」と報道されていた二つの熱帯低気圧のうち日本に近いほうが、本日9:00に台風15号「タラス/TALAS」になりました。直前の台風14号発生から9日と6時間後、14号消滅から3日後の発生となりました。

左は台風15号発生時の本日9:00の気象衛星ひまわり画像(画像元:RAMMB/画像処理・地図等は筆者)。赤点線円が台風中心の直径1000km円、オレンジ点線円はまもなく台風になるだろう熱帯低気圧。ナチュラルカラー処理のため、薄水色の雲は活発に上昇した氷粒状態、白やグレイの雲は低層の水粒状態を表します。

15号はすでに本州に接近しており、現在近畿や中部などに結構な量の雨をもたらしています。このまま太平洋側を進んでいくと見られ、明後日にかけて風雨に注意が必要そうです。もういっぽうの熱帯低気圧は西進しており、台風になったとしても日本への直接的影響はなさそうです。いやはや、台風に翻弄される秋彼岸ですね…。

2022年の台風16号が発生2022/09/23


20220923-1500JST気象衛星画像
秋分の日に二つ目の台風発生です。気象庁によりますと、9:00に発生した15号に続いて、本日15:00に台風16号「ノルー/NORU」が発生したとのこと。15号発生からわずか6時間後にダブル台風となりました。

左は台風16号発生時の本日15:00の気象衛星ひまわり画像(画像元:RAMMB/画像処理・地図等は筆者)。赤点線円が各台風中心の直径1000km円。ナチュラルカラー処理のため、薄水色の雲は活発に上昇した氷粒状態、白やグレイの雲は低層の水粒状態を表します。

16号は西進予報のまま変わりませんので日本への影響はなさそうですが、15号接近で近畿から中部にかけて大雨のところがあります。明日にかけて雨の中心は関東へ移ってくるようです。また台風が遠因と見られる雨域が東北や北海道にも及んでいますね。作物の収穫に差し掛かる時期ですし、台風14号の片づけもまだ進んでないところもあるかと思います。早く秋晴れに恵まれますように。

※意味のある統計ではないかも知れませんが、過去例では少なくとも以下の年の秋分の日(いずれも9月23日)にダブル台風以上の存在ケースがありました。特異日と言う程でなくとも、多いですね。

  • 1956年…15号・16号
  • 1957年…14号・15号
  • 1964年…19号・20号
  • 1966年…24号・25号・26号・27号
  • 1968年…15号・16号
  • 1991年…19号・20号
  • 1994年…26号・27号
  • 1996年…17号・20号
  • 2001年…18号・19号
  • 2005年…17号・18号
  • 2013年…19号・20号
  • 2021年…15号・16号