貴重な晴れ間に星を観察2022/05/19

20220518_SN2022hrs in NGC4647
悪天続きでしばらく夜の星を観察できませんでしたが、昨夜は薄雲が飛び交うものの、随分星数が多い様子。機材調整がてら、天体をいくつか撮影しました。

1つ目は12等前半まで到達し、その後減光を続けているSN2022hrs。だいぶ暗くなったものの、まだ「その他大勢」に入れるには惜しい明るさを保っていました。NGC4647の西側の星が14.40等で、これよりも明るいですね。周囲の星と比較すると13.5等くらいでしょうか。しばらく楽しめそう。

20220518小惑星1989 JA(7335)
2つ目は地球に接近中の小惑星1989 JA(7335)。最接近まで残り10日を切りました。直径1kmクラスですからかなり明るい。小さなモニター画面でもどんどん動いている様子が分かりました。惜しむらくは中空より下に雲+霞がかかっており、昇ってきた月によって背景が白っぽくなってしまったこと。画像はソフトウェアでレベル調整してあるけれど、元画像はかなりコントラストが弱いです。

もうひとつ狙った天体があったのですが、もともと暗い上に低空の白い空にかき消されてしまい、検出不可能でした。とは言え、貴重な晴れ間を有効活用できたことは幸いです。

今日の太陽2022/05/19

20220519太陽
朝からよく晴れています。昼過ぎまでは昨日より雲が少なく、気温も高め。ただし風がやや強いですね。

20220519太陽リム
左は11:50ごろの太陽。活動領域は相変わらず多いですが、昨日からの増減は無し。ただ、左端やや上リムから新たな黒点群が現れています。左画像でもプラージュが分かりますね。今朝7:02をピークとしたM1.13クラスフレアが13014領域で発生しました。大きな黒点があるところです。右上にはふたたび大きなプロミネンス。昨日のような展開はあるのでしょうか?

20220519内暈
午後は雲が増え、淡い内暈が見えました。今夜の星は無理かなー…。