美しい夜明けの空だったけれど…2022/05/26

20220526月と惑星
昨夜は宵のうち雲が出てしまい、夕空の本田・ムルコス・パイドゥシャーコヴァー彗星(45P)は完全にアウト。その後も夜半頃まで薄曇りが続きました。夜半過ぎから明け方は良い空でしたが体力的に無理だったため、明け方の月のみ観察しました。

一日前は火星と木星に並んだ月もだいぶ離れ、金星との中間に輝いていました。我が家からは電線や住宅が多い方向のため左のように星野写真としてはひどい有様。拡大撮影をするにも電線の隙間から撮影しなくてはなりません。(これは月や惑星だけでなく、銀河や彗星など淡い天体も同様です。) 街中ならではの悩みを抱えつつも、貴重な晴れ間を最大限に活かし、空の様子を眺めています。

明日の月は金星のそばで輝きます。今の時期の明け方は黄道や白道が寝ていますから、空が明るくなるギリギリまで待ったとしても、どうしたって月や惑星が低空になってしまいますね。

20220526月
月を拡大撮影したのですが、ボケボケの画像になりました。ピントは何度も確認したので、メカニカルな理由ではないはず。シーイングがとても悪かったということなのでしょう。肉眼で見た限りでは美しい夜明けだっただけに、ちょっと残念。

今夜半から明日にかけて天気が荒れる予報で、明日の金星と月の会合は望み薄。みなさんの地域で見えることを願っております。