2018年の台風15号が発生2018/08/12


20180812-0300台風14号・15号
突然ですが12日0:00、小笠原諸島の南に台風15号「リーピ/LEEPI」が発生したと気象庁から発表がありました。直前の台風14号発生から3日と12時間後、台風14号はいま正に沖縄海域を猛進中なので、またしてもダブル台風(今年7件目、9号以降はすべて連続したダブル台風)となっています。

左は発生から3時間経った12日3:00の気象衛星画像(画像元:RAMMB/画像処理・地図等は筆者)。夜間なので赤外線の白黒画像です。左の赤点円が台風14号、右の赤点円が15号で、それぞれの中心から直径1000km円を示しています。

小笠原の南に以前からあった低気圧が、昨日15:00の天気図から熱帯低気圧に変わったことは知っていました。でも「台風になるかも知れない」という前置き発表無しに台風になったことと、もうひとつ、0:00に台風発生ということにビックリしました。今までの速報全てを知っているわけではありませんが、基本的に台風発生と消滅は9:00JST(=0:00UT)を基準に6時間おきの区切りになることがほとんどで、12:00JSTとか18:00JSTといった中間の時刻になることはかなり稀です。その中でも0:00って初登場かも知れません。そう言えば14号の発生も12:00JSTだったので、珍しいと感じたことを思いました。念のためベストトラック確定値を全て調べましたが0:00JSTに発生したケースはひとつもありませんでした。

まあそれはともかく、15号は今後14号よりもやや北寄りに進むようで、硫黄島南をかすめ、奄美大島や九州南部辺りを目指す予報が出ています。九州まで到達する前に弱まってしまうかも知れませんが、お近くの方は油断することなく警戒しておいてくださいね。