またしても台風のたまご→台風13号発生 ― 2018/08/03
昨夜2日21時に「台風になるかも知れない熱帯低気圧」が発生したと気象庁から発表がありました。グアムやサイパンの近くですが、今後は小笠原諸島や関東沿岸などに接近する可能性があります。数日内に夏休みを南の島で過ごす方は特に注意が必要です。
左は発生から6時間経った本日3:00の気象衛星ひまわり画像(画像元:RAMMB/画像処理・地図等は筆者)。右下の赤点円が熱帯低気圧、左の赤点円はまだ存在し続けている台風12号で、それぞれの中心から直径1000km円を示しています。もうパッと見た目には「たまご」どころか、立派な台風に孵ってるみたいな風体ですね。
南西諸島を除き日本は広く高気圧に覆われ、雲らしい雲はほとんど見当たりません。この影響か、熱帯低気圧の速度もゆっくりです。ただ、今後は日本に向かう可能性が高いので注意しましょう。
異例尽くしだった台風12号は九州南西の海上で小さく二回転したあと、ようやく日本から離れつつあります。それでもまだ沖縄付近に雨雲の影響が出ていますね。この画像の時点で発生から丸9日経ちました。今年発生した台風としては余裕で継続期間トップです。
【10:30追記】
気象庁によると、この熱帯低気圧は本日3日9:00に台風13号「サンサン/SHANSHAN」になりました。直前の台風12号発生から9日と6時間後、台風12号はまだ活動中なので、現時点ではダブル台風となっています。
右は発生した9:00の気象衛星画像(画像元:RAMMB/画像処理・地図等は筆者)。ナチュラルカラー処理のため、水色の雲は活発に上昇した氷粒状態、白やグレイの雲は低層の水粒状態を表します。赤点円は台風中心の直径1000km円。
台風13号は5日から6日にかけて暴風域を伴う強い台風になる見込みとのことで、8日頃には関東近海までやって来る様です。ご注意ください。