梅雨入り前に暈や水平虹2016/06/04

20160604内暈
朝のうち晴れていましたが、次第に絹のような雲が現れ始めました。明日にかけてお天気下り坂です。本日は九州・四国・中国地方がまとめて梅雨入りしました。明日は関東くらいまで入っちゃう?(夕方追記:午後には近畿・東海地方まで梅雨入り宣言がありました。)

さて、昼頃から7m/s越えの強風が吹き荒れ雲も出ているので、太陽観察は早々に諦めました。でもこんな天気の変わり目はやっぱり気象光学現象に期待がかかります。昼前には左のような美しい内暈が見えました。他のアークも見えそうだったけれど、何も出ませんでした。

13時近くなってもう一度観察してみたら、午前にはちっとも姿を見せなかった環水平アークが出いてました。下左画像は内暈下部と一緒に撮影したもの、また下中画像は地上風景と一緒に撮影したものです。位置関係が分かるでしょうか。撮影時の太陽高度は約69°。従って内暈の最下部高度は22°を引いて約47°、最上部は約91°と天頂越してます。いっぽう環水平アーク高度は約23°。この時期は結構高いので目にとまりやすいですね。

下右画像は環水平アークの拡大です。はっきり見えたわけではなく、ほどほどの鮮やかさでした。不思議なことに途中から右側がすっぱり無くなってしまったように見えました。雲の具合でこんな事が起こるのですね。いつも「理想的」な色と形で出現する訳ではないところが、ハロやアークの面白いところです。

  • 20160604内暈と環水平アーク
  • 環水平アーク
  • 20160604環水平アーク

参考:
ユーティリティ:太陽高度とアークの時刻表
※ご自分の県で何時頃に環天頂アークや環水平アークが見える可能性があるか分かります。

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