関東が梅雨入りしました2016/06/05

20160605午後の西空
本日、関東甲信地方が梅雨入りしました。当地茨城県南では昨夜少しぱらついたものの雨の中心は通らず、今日午後には晴れ間も出ました(左画像)。

今日は二十四節気のひとつ、芒種でもあります。穀物の種まきの目安とされますが、現代ではもっと早くに作業をしてしまいますね。今年は水不足が心配されているようです。気になったので関東のダム状況を調べてみました(右下表)。

【ダムの状況・2016年6月5日調べ】
ダム数貯水量(現状)
(万立方m)
貯水率
(%)
平均値に
対する割合
(%)
利根川水系18265565866
利根川水系2
(鬼怒川流域)
4137985588
荒川水系4968667104
多摩川水系11626388114
相模川水系32190282101

※全て本日公開されていた6月3日0時時点の速報値です。また多摩川水系のみ6月3日7時現在の速報値です。
いわゆる貯水率は全20のダム平均が約70%。これだけ見るとかなり少ない印象ですが、平成4年から27年までの平均値を100%とすると現在94.6%で、この時期の平均状態より少し低い程度ですね。 ただ、この均してしまった値はあまり意味を持ちません。ダム同士、水の貸し借りができないからです。特に利根川水系は平均値の66%と低調ですから、すでに節水が必要なレベルになりつつあります。

さて、せっかく晴れ間が出たので、15時前の雲が薄くなった時をねらって太陽を観察しました(下画像)。今日も変わらず無黒点で、活動領域やプロミネンスが乏しいです。おや困った、これでは話が終わってしまうしまう(笑)…

20160605太陽
というわけで少し話題を進めると、今日正午頃にこの太陽の南5°ほどのところを月が通り過ぎました。つまり新月を迎えたわけです。明日からは夕方低空に細い月が見え出すでしょう。芒種の日に新月と言うことは、約半月後にやってくる次の二十四節気「夏至」のころに満月となる計算です。


20160605太陽リム
2014年の冬至には新月が重なって「朔旦冬至」という言葉があちこちで聞かれました。これに端を発し、夏至に満月が重なる「望月夏至」なるチャンスがどれほどなのか2015年の夏至のとき記事にしました。記事中の表をご覧頂くと分かりますが、今年は夏至と満月との時間差が12時間も無い、まさに「望月夏至」の年なのです。万が一梅雨のさなかに晴れ間があったら、お月見をしたいですね。ホタルも飛び交う季節なので、さぞステキでしょう。(満月夜にホタルが飛ぶかどうかは疑問ですが…)

20160604_1800UT_SOHO太陽
月が太陽近くだったと言えば、5月27日の記事に書いたとおり、金星も太陽の近くですよ。右は本日3:00JST(前日18:00UT)に撮影された太陽観測衛星SOHOの画像です(画像元ESA/NASA)。中央の遮蔽の向こうに太陽がいるのですが、金星は遮蔽マスクの縁ギリギリにいました。

今日の正午現在の位置を計算すると、なんと太陽の端までわずか13分角。1°の4分の1(=15分角)もなかったのでした。実際は奥行きがあるので、あくまで見た目のお話しなんですけどね。明日6日朝8時頃には太陽に隠され、明後日7日の内合を迎えます。その後は「宵の明星」の時期に入るのですが、実際の宵空に姿を見せるのは早くても8月の終わりと思われます。梅雨の時期を迎えても、天上では星々が様々な巡り合わせをしているんですね。

曇る前に見えた火星と土星2016/06/05

20160605火星
梅雨に入った関東ですが、明日からしばらくは曇りがちな日が続く予報。今夜もいつ曇られるか分かりませんでしたが、若干雲があるものの宵から晴れが続いているので、22時前後に火星と土星を観察しました。

気流はいつものように思わしくなかったですが、それでもごく希に落ち着く瞬間がありました。微風が吹いて撮影向きではなかったのですが、取りあえず写真も撮りました。火星は大シルチスがすっかり東寄りとなり、中央上には若干明るいエリシウム付近が分かります。南北に青白いモヤが見えますが、南極冠・北極冠そのものではなく辺りを覆う雲のようです。

20160605土星
土星は撮影時に火星より低く、大気の揺らぎをもろに受けました。R→G→Bと撮影していくに従って像が悪くなり、合成に苦労しました。観望の好機なのに気流が落ち着く日がないのは残念ですね。晴れただけでもありがたいけれど。

このあと1時間もしたら空全体が流れる雲に覆われてしまいました。次に見ることができるのはいつになるでしょうか。

参考:
2016年火星の地球接近・アンタレス接近に関する記事(ブログ内)