今日の月(日付変更直後)2016/02/18

20160218_11924月
昨夕に太陽黄経差117°の月を見ましたが、4時間余り経って日付が18日に変わった直後、もう一度観察しました。太陽黄経差119.24°、撮影高度29°弱、月齢は9.02と変化しています。

アーカイブ「月の形」で長い間撮れていない「太陽黄経差120.0°の月」を撮りたかったのですが、計算時刻の1:30過ぎまで待つと高度が12°程になってしまうため、やむなく早めの撮影です。「太陽黄経差120.0°の月」を撮影できるチャンスは今年あと1回しかありません。なぜこんな風に撮れない位相が偏るのか不思議です。

この4時間あまりの間に欠け際がだいぶ変化しています。コペルニクス付近を切り出して並べてみました(右下画像/左半分17日19:49・右半分18日0:08の撮影)。

20160218欠け際
昨夕はコペルニクス・クレーターの中が真っ暗だったのに、半分ほど光が当たるようになりました。平らな大地のわずかなデコボコや、ポツポツ光っている山の頂上なども時間をおいてみると面白いですね。また高度が半分以下に下がったことで空気の揺らぎや分散の影響を受け、像がかなり甘くなったことも分かるでしょう。


参考:
アーカイブ:月の形(黄経差108度以上、144度未満)

今朝もふたつのパンスターズ彗星2016/02/18

昨夜も晴れましたので、北天に輝くふたつのパンスターズ彗星を観察しました。

パンスターズ彗星(C/2014S2・下左と下中画像)はV字型に伸びる尾の間隔が広がってきました。逆向き「への字」のようです。明るさはあまり変わりません。もうひとつのパンスターズ彗星(C/2014W2・下右画像)は撮影時に似た星の並びと間違えてセンターを外してしまいました。こちらも高度は変わらず、短い尾も健在です。

夜が明けるのがだいぶ早くなって、撮影もあたふたとなってきました。明け方に月明かりの影響がないのは明日朝までで、彗星のような淡い天体はしばらくお預けとなります。

  • 20160218パンスターズ彗星(C/2014S2)

    C/2014S2
  • 20160218パンスターズ彗星(C/2014S2)

    C/2014S2(反転)
  • 20160218パンスターズ彗星(C/2014W2)

    C/2014W2

今日の太陽2016/02/18

20160218太陽
朝から少しずつ雲が湧き、午前中はあまり太陽が見えない空でした。正午を過ぎた頃から青空が戻ってきました。少し透明度が悪いです。

左は13時過ぎの太陽。
20160218太陽リム
長いこと楽しませてくれた活動領域12497はリムへ消えてゆきました。代わって、中央左に黒点と小さなダークフィラメントを伴っているのは12501です。南半球の長いダークフィラメントもまだ見えますね。右下と左やや上リムのプロミネンスも健在です。

夕方に幻日が見えました2016/02/18

青空は見えるものの、全体的に淡い雲が途切れない今日の午後。15時前の通院に出かける折、淡い内暈と明るい幻日に気がつきました。よく見ると上部タンジェントアークも出ています(下左画像)。このときは右の幻日は見えず、左のみでした(下中画像)。結構明るくて、ときおり幻日環が長く伸びることもありました。

しばらく歩いた先でもう一度確認すると、内暈は消えそうでしたが右の幻日が微かに見えました(下右画像)。この後屋内に入ってしまったため、何時まで見えていたのか分かりません…。

  • 20160218内暈と幻日
  • 20160218幻日
  • 20160218内暈と幻日