台風15号でボイス・バロットの法則を見る2015/08/26

20150825_1200台風15号
8月25日正午のツイン台風15号・16号。
(衛星画像はNICTサイエンスクラウドより)
台風15号は昨日25日朝に熊本付近へ上陸し、昼前には日本海へ抜けました。各地に大きな被害が出たようです。みなさんの所は大丈夫でしょうか…心配です。その後も南東から台風へ流れ込む湿った空気が近畿、東海、そして当地関東にも雨を降らせています。もうひとつの台風16号と共に勢力は衰えつつあり渦も曖昧になってきましたが(右画像)、もう1、2日影響が残りそうですね。(追記:15号は26日6時、16号は25日18時に温帯低気圧になりました。)

さて、今回の15号でも「ボイス・バロットの法則」を実験描画してみました。11号12号に続き3作目。描画用自作プログラムを大幅改良し、台風位置を補完しながら1時間おきに表示できるようにしました。前2作より滑らかに推移できます。

気象庁サイトで発表されているアメダスポイント30地点の風向きデータから法則に従って得られた方向をGoogleMapへ描画しました。台風の経路(紺の線)、台風中心位置(青丸)、アメダスポイント(緑点)、風を背にしたときの左前45度方向(赤線)です。ボタンを押すと、8月24日12:00から26日0:00まで1時間おきの画面を切り替えられます。ボイス・バロットの法則による方向を示す赤線は測地に添って100kmに統一してあり、風速とは関係ありません。アメダス風向は元々16方位なので、精度はその程度です。なおこの地図はキャプチャ画像ですので、拡大や移動などはできません。あしからず。




参考:
2015年・台風関連の記事(ブログ内)

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