国際宇宙ステーションが月のそばを通過2015/08/02

20150802国際宇宙ステーション
ここ数日は国際宇宙ステーション(ISS)が良く見えています。昨夜は当地で大変条件の良い飛行パスがありましたが見事な曇天。でも土星すら見えない空にISSの光が淡く視認できたのには驚きました。このパスは昨日の記事の通り、宮城から和歌山にかけて「土星を一瞬隠す」という珍しい現象を起こしたはず。ご覧になれた方いらっしゃいますか?

さて、今朝方4:00前にも当地で「月の近くを通る」というパスがありました。ツーショットを狙って撮影したのが左画像です。右下に小さく写っているISSの形が感じられるよう、あまり縮小せず大きな画像にしましたので、スクロールしてご覧ください。(6コマ連写の合成です。ISSは右から左へ動きました。画像の上方向が天の北方向です。)

20150802-ISSシミュレーション
もっと月に寄ってくれれば拡大できてISSの詳しい構造が分かるのですが、今回はこれが限界。正確なシミュレーションではありませんが、たぶん右画像に似た姿勢だったと思われます。(本体はもっと横倒しかも。)画像の右上は、撮影6コマを400%強拡大してISSのみ加算合成したもの。太陽電池パネルの色が感じられますね。

このパスも昨日の記事の通り、新潟から千葉にかけて「月を通過する」現象でした。ご覧になった方、ぜひお話し聞かせてください。写真に撮れた方は見せていただけると嬉しいです。明日も東北の一部で見える予報です。夏の早起きは大変で、私も上写真の撮影準備が終わったのが通過の数秒前でした(笑)そういう失敗談も良い思い出ですね。

今日の太陽2015/08/02

20150802太陽
今日も暑い一日ですが、昨日より1度程度低い推移です。それでも全国を見ると8月観測史上最高などという文字がチラホラ並んでいます。

左は14:45頃の太陽。少し風が出てきましたが像はとても安定しています。昨日より幾分落ち着いたでしょうか。

20150802太陽リム
短めのダークフィラメントがたくさん見えます。

プロミネンスは右縁の海藻みたいなものを除けば特に目立ったものはありませんね。数日前に左縁に見えたプロミネンスは光球面に入り、その後活動が衰えたようです。

こんなにスリムな金星の姿2015/08/02

20150802金星
ここ三日ほど昼間の金星を捉えようと躍起になっていましたが、透明度不足に加えて機材の不調が重なり、眼視でチラ見した程度に終わっていました。本日15:30頃にやっと撮影まで行うことができました。少し強めの風が吹き続け、暑いなか雨傘で風を防御しながら挑みました。

8月14日の内合(太陽と地球の間を通って明け方側に回ること)まで10日余り。こんなに細く、そして大きくなりました。前回の撮影が7月27日、その前が7月20日。それぞれ拡大率は同じですから比べてみましょう。金星はこのダイナミックな変化がたまりません。(※左画像は赤外フィルターによる白黒撮影です。青空は擬似カラーです。)

もう夕空では見ることが困難です。気象条件がベストだとしても、昼間に内合付近の撮影は太陽に近すぎて本当に難しく、あと何日狙えるか分かりません。できる範囲で細く美しい金星を追いかけてみようと思います。

参考:
2014年-2015年の金星拡大撮影(ブログ内)

天気の崩れと夕空の変化2015/08/02

夕方17:45頃に外を見ると、西から大きな雲が張り出していました。2時間前に金星を撮った快晴の空からは考えられない変化です。一目で金床雲と直感しました。さっそく気象庁の降雨・雷レーダーをチェックすると群馬や埼玉が大荒れで、雲の方向とも一致しています。
20150802夕空
張り出している最先端は多毛雲の感じで、もう頭上を越して東へ張り出す寸前です。雲は意外なほど分厚く感じました。

20150802乳房雲
雲底の変化がおどろおどろしく、ゆっくり迫る嵐を予感させます。一部がぽこぽこと丸くなっていて、乳房雲の片鱗かと思いました(右画像)。低空には夕焼け空がほんの少し見えましたが、隠れてしまうのも時間の問題と思われました。

1時間後、ほぼ日没時刻に再び外の様子をうかがいました。金床は8割方空を埋め尽くしていましたが、進行は以外に遅く感じられ、まだ低空に夕焼けが見えます。右画像では分かり辛いのですが、超低空にはっきりした反薄明光線が見え、時間と共にせり上がってゆくのが分かりました。雲の配置を見ると、長野辺りから東京湾に抜ける光線だったとと考えられます。
20150802夕空
この時点で茨城県内の一部で雨が降り出し、30分後には私の家でも肌に感じる程度の雨が分かりました。遠くから雷鳴が聞こえ、時々稲妻も見えます。

下に気象庁サイトの17:00-18:30の30分ごとの衛星画像(画像を加工しています)、および18:00の降雨レーダーを置いておきます。関東を覆っている金床雲は、群馬で正午過ぎから発生していた積乱雲に伴ったもののようです。最終的に南北90km×東西120kmの巨大な金床になっていました。自然のスケールは本当に大きいですね。蛇足ながら、衛星画像の右下には台風13号の渦の北端が写り始めています。今週末頃に沖縄近辺に到達しそうな予感…。

  • 20150802気象衛星
  • 20150802降雨レーダー