今日の月(明け方)と昇り始めたオリオン2015/08/05

20150805_23967月
昨夕から少し薄雲があるものの、今朝の夜明けも透明感があってすっきりしていました。秋が一歩一歩近づくようで待ち遠しいです。左は3:45過ぎの月。太陽黄経差は239.67度、高度は昨日より高く58度弱でした。昨日に続き、気流は恐ろしいほど安定しています。この空に明るい惑星がいないのが残念…。

8月に入ると夜明けが遅くなっていることが実感できるようになりました。6月の夏至から1ヶ月半も経っていますから、当然ですよね。夜明けの東空にはもうオリオンが昇り始めました。
20150805明け方の東空
電線が多くて見苦しいですが、スナップを貼っておきます。

いつも明け方のオリオンを意識するのはお盆の頃なのですが、今年はなぜか早く感じられます。星の巡りが早まることは決してないはずなので、それだけ意識が空に向いているのでしょうね。お月さは昨月末のブルームーンの頃よりずいぶん高く見えるようになりました。今朝はそばに秋の四辺形もよく見えています。1、2ヶ月して明け方の月がオリオンに輝く頃には、もう首が痛くなるほどでしょう。季節は着実に変化しています。

参考:
アーカイブ:月の形(黄経差216度以上、252度未満)

今日の太陽2015/08/05

20150805太陽
朝から雲のない良い天気です。青空がとても清んでいて遠くまで見えました。ただ、昼前から風が強まっています。

左は13:40頃の太陽。活動領域12394の黒点がぴったり真ん中に来ました。いくつか小さな黒点も見えますね。左下の明るいところは活動領域12396です。

20150805太陽リム
昨日左縁やや下に見えていたプロミネンスは光球内に少しだけ入ったようです。構造が複雑そうで、もう少し中に来ないとどんな姿か理解できませんね。

金星がクリアに見えました2015/08/05

20150805金星
とても良く晴れて昼間の金星日和でしたが、昼前から5m/s前後の風が吹き、一時は断念しました。でも名残惜しく眼視だけ確認しておこうと望遠鏡をセットしたら、昨日の観察など足元にも及ばない鮮明な眺め!これはもうブレても構わないから記念に撮っておこうと思い直しました。

時間は15:20。判断が遅かったので、庭に出してある望遠鏡だとギリギリ屋根に隠れる寸前でした。太陽を遮光するため屋根の影を利用していますが、この手法もあと1、2日でおしまい。金星が太陽より早く地平に沈んでしまう…つまり午後には太陽より高度が下になるからです。

結局数千コマ撮影してほとんどがひどい画質でした。なんとか使えそうな100コマ程度をスタックして仕上げたのが左です。結果的に昨日の像より良い感じでした。

参考:
2014年-2015年の金星拡大撮影(ブログ内)

とても発達した台風13号2015/08/05

20150804朝の台風13号
先島諸島や台湾方面に近づきつつある台風13号ですが、その勢いはかなり強いものです。昨日8月4日は中心付近の気圧(空気の圧力)がなんと900hPa(ヘクトパスカル・圧力の単位)まで下がっていて驚きました。左画像(画像元NICTサイエンスクラウド)は4日朝8時の台風13号衛星画像ですが、「台風の目」がクッキリしていますね。

ここまで気圧が下がる台風は無い訳じゃないけれど、最近では希です。中心気圧の低さは台風の風速や規模と直結しますから要注意。今日正午時点では930hPaまで上がりましたが、ひとつ前の復活台風12号のように再度低くなることもありますから確実に弱まるまで安心はできません。

5月13日のブログ記事で作った何パターンかの集計のうち、中心気圧がどこまで下がったかに注目したグラフ(台風の寿命内でもっとも低かった気圧を、1年間ごとに区切って最低・最高・平均算出)を右下に引用しておきます。対象は1981-2014年に発生した867個の台風です。グラフ青線を見ると分かりますが、900hPaより低くなるケースは1992年より前のほうが多かったようです。でも近年でも時々ありますね。2010年台風13号は885hPa、2013年台風30号は895hPaまで下がりました。

年間到達最低気圧(1981-2014)
また2000-2014年発生の353個については、台風中心の到達最低気圧が発生時期とどのような関係があるか、月別分布を集計しました(下表)。発生時期はJST(日本時間)換算、また気圧は20hPa刻みとしました。台風発生数は8月がピークですが、例えば中心気圧の低い920hPa未満の台風に限ると9月や10月にピークがずれてる気もしますね。高々350個あまりの集計で傾向を見るのもおこがましいですが、人間が持ってる台風データを総動員してもせいぜい千のオーダーなので、万とか億という確からしい統計にはなりません。年間数十個の台風から傾向を把握し防災対策を練る必要があるのです。

【到達最低気圧の月別分布・2000-2014年調べ】
中心気圧
の最低値
900hPa未満900hPa以上
920hPa未満
920hPa以上
940hPa未満
940hPa以上
960hPa未満
960hPa以上
980hPa未満
980hPa以上
1000hPa未満
1000hPa以上小計
1月00000336
2月00101013
3月00000303
4月00212207
5月018245020
6月0125813029
7月001261714352
8月0410141730176
9月0912121421270
10月131111911147
11月133439326
12月020315314
小計22361587611617353

参考:
2015年・台風関連の記事(ブログ内)