2021年・8月末までの真夏日と熱中症集計2021/09/03

真夏日と熱中症・2021年途中経過
9月に入ってはや3日目。8月31日ごろから本州にかかり始めた前線の影響で、今日は九州から当地・茨城を含む関東まで幅広く雨雲に覆われています。晴れれば厳しい残暑のシーズンですが、真夏日地点数も8月末から激減しました。

左は当サイトでまとめている真夏日地点数と熱中症搬送者人数の2021年版途中経過。気象庁と消防庁から今日現在までに発表された昨日までの真夏日地点数と8月29日までの搬送者数をグラフ化しています。

8月半ばの大雨が原因で、熱中症の搬送者がとても少ないことが分かるでしょう。熱中症のピークである8月上旬に続く期間に搬送者が100人を切ったのは、2011年以降の統計では2011年と2014年だけ。しかもいずれも1日のみにとどまります(2011年8月21日、2014年8月10日)。今年は8月13日から17日まで連続二桁なので、異質な少なさです。まぁ、搬送者が少ないのは良いことなんですが、豪雨被害や避難者は激増しましたからね。自然相手ではままなりません。

今後もまだ暑さがぶり返す可能性がありますし、長雨後の暑さは湿気を伴って体に悪いです。今月末頃までは十分にご用心ください。

参考:
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