台風接近中なのに夕焼けや虹が見える2021/07/27

20210726夕空
昨日26日夕方から今日27日いっぱい、台風8号接近に伴って当地・茨城は天気が荒れる予報でした。でも実際に荒れたのは(場所にもよりますが)27日未明の一部の時間帯のみ。その他は晴れ、とは行かなくても、大雨や強風はありませんでした。

まず驚いたのは、26日夕方に日が差したこと。そろそろ雨雲が…と思いながらベランダに出ると、なんとも美しい夕焼けではありませんか。雲底がふんわりと橙に染まり、立体感が強調されて素晴らしい。雲間から薄っすら青空も見えました。

20210726夕空
実は1.5時間ほど前の空はもうおどろおどろしくて(右画像)、このまま雨に移行してもおかしくない様子でした。アスペリタス波状雲というには凹凸が小さくて迫力が足りませんが、かなり荒れていて「一歩手前」のようでした。

今日未明にやや強めの雨が降り、何度か雷鳴も聞こえました。でもそれ以外の時間帯は空のどこかに雲間があって、いくらか星が見えていました。朝からも度々日が差したり小雨が降ったりく繰り返し。台風らしさはありません。東進していた台風が急に転向し、沿岸遠くを北上するようになったからです。

今日夕方も上空の雨雲と地平の隙間から夕日が差しました(下A画像)。このときはまだ雨が降っている状態で、遠くを見るとたくさんの尾流雲や弱い雨柱が見えていました。ふと思い立って東を見ると、やはり虹が姿を現していました(下BC画像)。太陽や雲の動きに併せて北側から見え始め、だんだんと頭頂部に移り、最後は南側のみの「株虹」状態になりました。部分的ですが、主虹内側に過剰虹がほんの少し見えていました。

  • 20210727夕空

    A.27日の夕空
  • 20210727主虹

    B.27日の主虹
  • 20210727主虹

    C.27日の主虹(拡大)