2021年の台風8号が発生2021/07/24


20210723-2100JST_台風6号&8号
気象庁によると、23日9時から「台風になるかも知れない」と発表していた熱帯低気圧が、12時間後の21:00に台風8号「ニパルタック/NEPARTAK」になったとのこと。直前の台風7号発生から4日12時間後、7号消滅から1日12時間後の発生になりました。また、台風6号が活動中のため、現在はダブル台風になっています。

左画像は8号発生時刻である23日21:00の気象衛星ひまわり画像(画像元:RAMMB/画像処理・地図等は筆者)。夜間のため赤外の白黒画像です。赤点線円は各台風中心の直径1000km円(右が8号)を表しています。

8号はまだ台風らしい姿になっていませんが、今後は勢力を増しながら本州付近を通過する予報が出ています。オリンピックの最中なので影響は必至ですね。いっぽうの6号は台風の目に宮古島が丸一日入っていたほどノロノロで、先島諸島を中心に大雨を降らせているようです。「大型で強い」レベルに加えてこの進行の遅さですから、大きな災害に発展するかも知れません。お近くの皆様、十分にご注意くださいね。

静岡の西村さんが新彗星を発見2021/07/24

20210724_西村彗星
星仲間の(の)さんから頂いた情報ですが、静岡県の西村栄男さんが22日明け方の東空で約10等の新彗星を発見したようです。まだ仮符号も付いてない状況で不確かな位置しか分かりませんでしたが、今日夜明けに撮影してみました。

星図で確認する段階で「こりゃ写らないな」と諦めるような低さ。航海薄明開始時でも高度10°未満でした。隣家が立ち並び電線が蜘蛛の巣のごとく覆っている我が家からでは、どんなに丁寧に位置取りしても12°程度まで待たなくてはならず、露出可能時間も5分間程度。太陽に近い側の空ですから当然どこよりも明るくなっています。

それでも望遠鏡を向け、周囲の星を頼りに導入し、低感度・短時間露出で何枚か撮影しました。隣家の屋根から0.5°ほど昇った状態での撮影で、画像はほぼ真っ白。無理やり星像をすくい上げたのが左上画像です(黒い部分は屋根/画像上が天の北方向)。ひと目見て彗星状天体が分かりました。予想位置より若干違っていましたが、10等級の銀河や星雲なども無い位置ですからお目当ての彗星に間違いないでしょう。

初期段階で観測条件が悪く、なかなか彗星軌道が特定されなかった例としては2020年1月の岩本彗星が記憶に新しいところです。今回はなんとかなりそうですね。

20210723_17340月
ところで本日24日は満月。残念ながら満月瞬時は11:37で日本からは見えません。そこで、約12時間前の昨夜日付が変わる直前に準満月を撮影してみました(右画像)。若干左側が欠けていますが、ほぼまん丸。

現在は月赤緯がとても低く南中時でも隣家に隠れてしまい、この撮影もお隣さんの駐車場を借りての撮影でした。色ズレも激しく、おまけに時折雲が湧いて月を隠すため、なかなかじれったいものがありました。

それでも梅雨明け後初めての月観察は楽しいものです。今年最大だった二ヶ月前の満月(月食)から若干小さくなってますが、まだ十分に大きい。秤動は左下へお辞儀する方向で、北極側や東側が見やすいですね。フンボルト海がまるまる見えていますね。反対にオリエンタレ盆地側は見えません。

23日は月面Aデーでしたが昼間(月出前)にA地形が出きってしまいました。右画像ではもう全面が明るくなっているA地形が見えていますよ。今夜(24日夜)に昇る月は満月を過ぎているけれど、まだまん丸でしょう。今年の中秋の名月は9月21日。夜の熱中症に気をつけながら、プレプレお月見をお楽しみください。

【25日15時追記】この西村彗星は正式にC/2021 O1の仮符号が付きました。


今日の太陽2021/07/24

20210724太陽
今日も蒸し暑くなりました。やや雲が多く日差しは少なめです。午後になって少し晴れてきたところで太陽を観察。

20210724太陽リム
左は15:20頃の撮影。活動領域は昨日と同じく12842(北)、12844(南)、12845(南)、12846(北)、12847(南)、12848(北)、12849(南)の7ヶ所(※北:北半球、南:南半球)。12842と12845はそろそろ裏側に回りそうです。あちこちに小さく勢いあるプロミネンスがあって面白いですね。この観察時間帯には太陽の左側(天の東側)に向かって強いコロナの吹き出しが観測されています(太陽観測衛星SOHOによる)。でもどこが爆発しているのかさっぱり分かりません。

15時時点の夏日地点数は903、真夏日地点数は659、猛暑日地点数は48でした。全アメダスポイントの98%以上が夏日を記録しています。