また板垣さんが新天体発見2019/01/11

20190110_SN2019np_in_NGC3254
山形県の板垣さんが立て続けに新天体を発見しています。今年も板垣さんの独走が続きそう…。左は10日1時前(JST)に発見されたばかりの超新星。すでに海外の天文台で分光観測が終わり、Ia型の超新星として確定したとのこと。最近は発見から確定までの流れがとても早いですね。

中央に写っているのはしし座とこじし座の境界近く(一応こじし座の領域)にある銀河NGC3254。中程度の望遠鏡なら眼視で見えます。(※超新星のほうは17等台なので天体用カメラで撮影しないと確認できないでしょう。)

今日の太陽2019/01/11

20190111太陽
昨日は日中雲が多かったですが、今日は朝からよく晴れています。ただ、昨夜からずっと大気の揺らぎが酷いと感じました。今日も乾燥した大気を北西の強い「からっ風」が容赦なく揺さぶり、太陽像もまったく落ち着いてくれません。

20190111太陽リム
左は11:30頃の太陽。どこにピントのピークがあるか分からないような撮影でした。活動領域は無く、右リム上下にプロミネンスが微かに見えるのみ。いたって静穏な太陽です。

今日の月(宵)2019/01/11

20190111_05765月
久しぶりに暖かさを覚える夕方でした。雲はほとんど無いものの、ほんの少し霞んでいるようにも見えます。空には月齢5を越えた月が美しく輝いていました。

実は当ブログのアーカイブ「月の形」で、今夕に近い月位相を予定の角度(太陽黄経差57.0°)で撮影してないことに気付き、暗くなってから望遠鏡を向けました。正確な時刻は17時前でしたが、所用あって少し遅れ気味。でも何とか誤差1°内に収まりました。左画像は18:14頃の撮影で、太陽黄経差57.65°、撮影高度約32.6°、月齢5.32です。

数え切れないほど見てきた月でも、見上げる度に違っていて、飽くことはありません。今夕の月はピッコロミニ・クレーターから伸びるアルタイ壁と思われる一部分が明暗境界に単独で光って、やたら目立ちます。「海」の中にある小さなクレーターは大気の揺らぎが大きくてはっきり見えることはありませんでした。冬の月面観察は…なかなか厳しいですね。

参考:
アーカイブ:月の形(黄経差36度以上、72度未満)