雪予報の前にウィルタネン彗星を観る2019/01/12

20190112ウィルタネン周期彗星(46P)
関東平野では24時間後に雪が降る心配がある中、前夜から少しずつ空が下っていく雰囲気が星の揺らぎに出ていました。夜半過ぎに起きてみると、ひとまずまだ星が見えます。途中で雲が湧くかも知れませんが、彗星のひとつでも、と、望遠鏡をセット。約1週間ぶりにウィルタネン周期彗星(46P)を撮影しました。案の定、左画像撮影中から雲が通過するようになり、1時間露出予定が46分で断念。途中ひとコマは雲通過によるガイドエラーになったため、都合44分のコンポジットです。

画像上方向が天の北方向ですが、恒星軌跡が右上がりになったことから、彗星が南下し始めたことが分かります。(※1月6日記事中の画像では恒星の軌跡が右下がりでした。)昨夜北極星に一番近かったため、これからは少しずつ南へ戻ってきます。とは言っても現在いるおおぐま座付近から大きく動かないまま暗くなってしまうでしょう。小さな望遠鏡で追えるのはせいぜい3月まで。以降はかなりしっかりした機材の標的です。できるだけ早い内に楽しんでくださいね。

参考:
ウィルタネン周期彗星(46P)に関係する記事(ブログ内)