天気が不安定だけど1SN+2Cometゲット2019/01/15

20190115_SN2019np
15日は朝から曇る予報が出ていたので、昨夜から今朝までの貴重な晴れ間に幾つか天体観察しました。今週後半以降はもう満月期なので、淡い天体は今のうちです。

月が沈んだ頃から、まず10日に山形の板垣さんによって発見されたSN2019npがかなり増光しているというので、撮影してみました(左画像)。1月11日記事中の画像のころは17等前半でしたが、今朝方は15等前半。この短期間に2等も明るくなりました。遠い銀河の果てでどんなことが起こっているのか、ワクワクしますね。

続けて彗星をふたつ撮影。紫金山第2彗星(60P)と岩本彗星(C/2018Y1)です(下A・B画像)。紫金山第2彗星(60P)は光度ピークを迎えており、長い尾が伸びています。2月下旬に暗くなり始めるまで少し南下するので若干見辛くはなりますが、20cmから30cm程度の望遠鏡なら眼視で確認できますのでぜひご覧ください。もういっぽうの岩本彗星は2月中旬の光度ピークに向けて少しずつ北上を速めています。尾は見えませんが、緑のコマが大きく広がって綺麗です。

いつもより気温が若干高めで、宵から結露があり、明け方にはすっかり凍りつきました。そのせいではないのでしょうが、赤経方向のガイド精度が上がらず、また岩本彗星の画像では加えて赤緯方向のふらつきが出てしまいました。風は無く、さほど星の揺らぎもないのになぜかなぁ…。意外に薄いアスファルト舗装だと、その下層の霜柱なども見えない所で影響するんですよね。

  • 20190115紫金山第2彗星(60P)

    A.紫金山第2彗星(60P)
  • 20190115岩本彗星(C/2018Y1)

    B.岩本彗星(C/2018Y1)