明け方の彗星ふたつと準惑星ふたつ ― 2016/02/11
昨夜、宵の口まで吹いていた強風も夜が更けると収まり、穏やかな夜となりました。少し透明度は悪いものの、星がとても綺麗です。夜半過ぎから今朝方にかけて準惑星の移動(後述)と、彗星をふたつ観察しました。
ひとつ目の彗星はパンスターズ彗星(C/2014S2)。 夜半前に低くなってしまうカタリナ彗星(C/2013US10)に代わって、明け方の北空高く良く見える彗星です。2時方向に伸びる尾のほかに、11時方向へ伸びる尾が分かります。ひとまわり暗いけれどミニ・カタリナ彗星とても言えるような姿ですね。当地のような光害あふれる場所ではなく、良い空で観察してみたいものです。
もうひとつはジョンソン彗星(C/2015V2)。2ヶ月ぶりに撮影しましたが、現在も16等前後であまり変化はなく、尾も相変わらず写りません。2017年初夏にかけて6-7等星くらいまで増光するかも知れないと言われていますが、まったく素振りを見せませんね。来年の今頃にやっと10等台になる予定のようです。
周囲を見るといくつもの銀河が写っていました。ここはきりん座のエリアですが、おおぐま座付近に密集する銀河団のほとりです。
さて、昨日の記事にも書きましたが、準惑星マケマケとハウメアの撮影にチャレンジしています。今朝で三日目ですが、今朝の夜空のコンディションは三日間の中で一番良かったようです。マケマケ(約16.9等)やハウメア(約17.3等)のような所有機材の限界近くとなる暗い星を撮るには、「ただ晴れていれば良い」と言う訳にはいきません。透明度やシンチレーションが良くないと背景に埋もれてしまうのです。昨日記事同様に下画像で三日間の移動を確認できます(画像下のボタンで切り替えられます)。各画像中央近くにいますので、準惑星探しをお楽しみください。
参考:
ジョンソン彗星(C/2015V2)に関係する記事(ブログ内)
ひとつ目の彗星はパンスターズ彗星(C/2014S2)。 夜半前に低くなってしまうカタリナ彗星(C/2013US10)に代わって、明け方の北空高く良く見える彗星です。2時方向に伸びる尾のほかに、11時方向へ伸びる尾が分かります。ひとまわり暗いけれどミニ・カタリナ彗星とても言えるような姿ですね。当地のような光害あふれる場所ではなく、良い空で観察してみたいものです。
もうひとつはジョンソン彗星(C/2015V2)。2ヶ月ぶりに撮影しましたが、現在も16等前後であまり変化はなく、尾も相変わらず写りません。2017年初夏にかけて6-7等星くらいまで増光するかも知れないと言われていますが、まったく素振りを見せませんね。来年の今頃にやっと10等台になる予定のようです。
周囲を見るといくつもの銀河が写っていました。ここはきりん座のエリアですが、おおぐま座付近に密集する銀河団のほとりです。
さて、昨日の記事にも書きましたが、準惑星マケマケとハウメアの撮影にチャレンジしています。今朝で三日目ですが、今朝の夜空のコンディションは三日間の中で一番良かったようです。マケマケ(約16.9等)やハウメア(約17.3等)のような所有機材の限界近くとなる暗い星を撮るには、「ただ晴れていれば良い」と言う訳にはいきません。透明度やシンチレーションが良くないと背景に埋もれてしまうのです。昨日記事同様に下画像で三日間の移動を確認できます(画像下のボタンで切り替えられます)。各画像中央近くにいますので、準惑星探しをお楽しみください。
参考:
ジョンソン彗星(C/2015V2)に関係する記事(ブログ内)