暗い彗星をふたつ観察 ― 2016/02/12
時々暗い彗星を撮影していますが、そういえば1年前に話題となったラブジョイ彗星(C/2014Q2)が明け方昇っているのに気付きました。透明度は悪いもののまだお天気は崩れていないので、夜明け前に望遠鏡を向けてみました(下左画像)。実は高度が十分でなく露出中に何度も電線にかかってしまう方向のため、撮影時刻を慎重に選ばなくてはなりません。ラブジョイ彗星は現在15等以下の若干拡散した姿で、かつて肉眼彗星だった頃の面影は全くありませんでした。
もうひとつ、明け方の南東に輝く火星の側にヴィルト第4彗星(116P)がいましたので、約2ヶ月ぶりに撮ってみました(下右画像)。こちらも隣家の屋根や樹木すれすれで、画面の下部が少し暗くなっています。現在は13等台に差しかかっていて、計算上は初夏頃までにもう0.5等ほど増光するようです。短い尾も見えますね。薄明が始まる頃に撮影終了しましたが、雲が湧き始めていました…。(画像はどちらも上方向が天の北、彗星の移動に合わせた合成処理。)
参考:
ラブジョイ彗星(C/2014Q2)に関係する記事(ブログ内)
もうひとつ、明け方の南東に輝く火星の側にヴィルト第4彗星(116P)がいましたので、約2ヶ月ぶりに撮ってみました(下右画像)。こちらも隣家の屋根や樹木すれすれで、画面の下部が少し暗くなっています。現在は13等台に差しかかっていて、計算上は初夏頃までにもう0.5等ほど増光するようです。短い尾も見えますね。薄明が始まる頃に撮影終了しましたが、雲が湧き始めていました…。(画像はどちらも上方向が天の北、彗星の移動に合わせた合成処理。)
参考:
ラブジョイ彗星(C/2014Q2)に関係する記事(ブログ内)