雲のまにまに月面A ― 2016/02/22
昨夜は月面Aデー。21日20時台からA地形に光が差し始め、日付が22日になった頃には地形全体が明るくなるスケジュールでした。ちょうど南中をはさんで月高度が高い位置で見られるため、条件は最高??……実はそうでもなかったんです。今年見られる月面A現象のなかで「もっともAの見かけが小さい日」だったのでした。冬の気流の悪さも相まって、探したけど判別できなかった方も多いのではないでしょうか?
月面Aの見やすさは時間や高度だけでなく、「月面中央経度」の値が大きく関わります。(※詳しくは予報ページの解説参照。)今年見やすいのは8月や10月の月面Aデーですので、見えなかった方もまた夏や秋に挑戦してくださいね。
私の住む茨城では夜になっても雲が取れず、なかなか撮影のタイミングがつかめませんでした。大まかに21:30から24:30まで1時間おき(A地形での太陽高度が約0.5°ずつ上昇)に撮影しようと努力しました。左の全体像の中で緑枠とオレンジ枠の二種類のトリミングで下に掲載します。ただし時計回りに90°回転しました。画像下部のボタンで切り替えられます。(括弧内の角度はA地形での太陽高度。)いかに今回のAが見辛かったか分かりますでしょうか?後半、特に最後のシーンのシンチレーションがひどく、小クレーター直径くらい像がぶれました。開始時より雲が取れて高度もあるのに像が悪いという結果に…。これでもピントはしっかり合っているんです。何度観察してもこんな目に遭いますね。これもひとつの経験、また次回を楽しみに待つとしましょう。
参考:
月面Aに関係する記事(ブログ内)
月面Aの見やすさは時間や高度だけでなく、「月面中央経度」の値が大きく関わります。(※詳しくは予報ページの解説参照。)今年見やすいのは8月や10月の月面Aデーですので、見えなかった方もまた夏や秋に挑戦してくださいね。
私の住む茨城では夜になっても雲が取れず、なかなか撮影のタイミングがつかめませんでした。大まかに21:30から24:30まで1時間おき(A地形での太陽高度が約0.5°ずつ上昇)に撮影しようと努力しました。左の全体像の中で緑枠とオレンジ枠の二種類のトリミングで下に掲載します。ただし時計回りに90°回転しました。画像下部のボタンで切り替えられます。(括弧内の角度はA地形での太陽高度。)いかに今回のAが見辛かったか分かりますでしょうか?後半、特に最後のシーンのシンチレーションがひどく、小クレーター直径くらい像がぶれました。開始時より雲が取れて高度もあるのに像が悪いという結果に…。これでもピントはしっかり合っているんです。何度観察してもこんな目に遭いますね。これもひとつの経験、また次回を楽しみに待つとしましょう。
参考:
月面Aに関係する記事(ブログ内)