今日の太陽とまたまた淡い内暈2015/09/05

20150905太陽
昨夜は一時的に雲が薄くなり星が見えたものの、夜半に月が昇るころには雲が多くなりました。明け方には月のそばのアルデバランや夏以降で初めてのシリウスも確認できましたが、雲の多さはどうにもなりません。朝からも雲の多い状態でした。

20150905太陽リム
左は14:40頃の太陽。昨日よりも厚めの雲越しの撮影です。昨日は2本あった太めのダークフィラメントが1本になっていました。(→記事下に追記があります。)東西のリムに見えていたプロミネンスも消えて、新たに左やや下に見えていました。

20150905内暈
よく見ると雲にはとても淡い内暈が見えました。今日は上側だけです。昨日に比べると関東の天気の不安定さは解消していますが、また九州のほうから天気が荒れてきましたね。数日間は悪天予報です。

(追記)これについて、SpaceWeatherサイトの9月5日記事に「FILAMENT ERUPTION, POSSIBLE EARTH-DIRECTED CME」というタイトルで報じられていました。消えてしまったダークフィラメントを過去にさかのぼって調べると、4日の18時UT(日本時間5日3時)頃には長さが半分になって、19時UT前には消えていました。
20150905_NASA_SDO_CME発生
この時間あたりで「フィラメントの噴出があり、ほぼ地球に向いている位置でCMEが起こったよ」ということですね。CMEとは「Coronal mass ejection」の略で、コロナ質量放出と訳されます。磁気嵐の原因であり、もし地球に到達すると大規模な電波障害や停電の原因となったり、宇宙飛行士の身体や人工衛星への影響が懸念されます。何もないと良いのですが…。(左はNASA-SDOの動画キャプチャーを引用。白丸のところでCMEが起こっています。)

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