今日の太陽とSDOからの日食2022/06/29

20220629太陽
昨夜から今朝にかけて薄雲が常に空を覆っていました。朝からも雲がやや多めでしたが、ゆっくり回復しています。そして相変わらず暑い!当地・茨城県南部は6日連続30度超えです。本日は東北南部まで梅雨が明けました。もちろん観測史上最早・最短です。(去年までの最早日は7月5日、最遅日は8月9日。)

20220629太陽リム
左は13:50頃の太陽。活動領域13040のほか、そのすぐ北側に13042、右上リム際に13041、左半球にも13043と13044ができています。右やや下リム近くにも小さなプラージュが見え、ここにも極小黒点があるようです。左下のプロミネンスがまだしっかり見えますね。

気象庁アメダス速報値による15時時点の夏日地点数は722、真夏日地点数は610、猛暑日地点数は146。ついに猛暑日地点が三桁です。皆さま熱中症にお気を付けて。

ところでSDOが21日のサーバー障害から復旧したようですが、今日の太陽を見ると見事な日食が!(下A画像/14:37:22JSTのAIA161画像。)そういえば今日は新月でしたね。地球から離れて観測している太陽観測衛星SDOなので、地球から見えない日食が時々起こります。元期2022-06-28 07:40:05.1102UTCの軌道要素をもとにSDOからの太陽と月の位置を計算したものが下B図。大体合っているでしょうか。SDOのサイトで左メニューBrowse Data(今回はAIA/HMIを参照)から日付を指定すると、その日の様子が動画として閲覧できます。月が通り過ぎる様子をぜひご覧ください。ちょうど1年ほど前の 2021年7月10日にも日食が起こっています。(6月30日追記)Spaceweather.comの6月30日版にもこの日食の解説と動画が載りました。

  • 20220629_053722UT_SDO_AIA171

  • 20220629_053730UT_SDOからの日食



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