さそり座U星をやっと観察2022/06/13

20220613さそり座U星
昨日日中は不安定な天気だったものの夜から快星が期待できたので準備。ところが夜になってもあちこちに雲が流れる空模様でした。夜半頃からの晴れ間に賭けて、先に仮眠を済ませることにしました。

夜半前に起き出すとまだ不安定でしたが、全体的には回復傾向でした。ただ猛烈な湿気に覆われていて、飽和水蒸気量の実験装置に閉じ込められたようでした。準備中からみるみると機材が結露してゆきます。おまけに霧がかかったような空+満月二日前の月で空が真っ白…。

さそり座U星という反復新星が6月6日頃に増光し、7日には8.0等を上回るピークを迎えたというニュースを聞いていたのですが、当地は全く晴れません。せめて暗くなる前に記録しておきたいと思っていたので、やっと撮影できました。撮影開始頃は薄雲が頻繁に通過したものの、後半は透明度が上がり写りが良くなりました。ただ、月からわずか12.5°しか離れてないことには参りました…。

さそり座U星の光度曲線
右はAAVSOによる光度曲線。普段は15等以下の暗い星であるさそり座Uは、増光発見年の1863年以降、1917年、1936年、1945年、1969年、1979年、1987年、1999年、2010年に同様の増光が確認されています。今回の増光は長崎県の森山雅行さんによる報告が最も早かったようです。梅雨の最中で日本は全体的に悪天が多い時期でしたが、素晴らしいですね。

すでにかなり暗くなっていますが、見やすい位置です。該当期間にさそり座頭部付近、青い馬星雲などを写している方は確認してみましょう。晴れればもう少し追えそうです。再帰新星(=回帰新星=反復新星=再発新星)としては、昨年2021年8月にへびつかい座RS星が肉眼等級になったことが記憶に新しいでしょう。

今日の太陽2022/06/13

20220613太陽
朝から爽やかな青空が広がりました。朝のうちは低空のみ雲がありましたが、次第に空全体が巻雲に覆われてゆきました。

20220613太陽リム
左は14:00頃の太陽。薄雲に邪魔されながらの撮影です。太陽を視野に導入するといきなり左上の明るいフレアが目に飛び込みました。実は13:07JSTをピークとするM3.43のフレアが発生していたのです。この画像を撮影中もまだMクラスを維持しており、12:20-15:24JSTまで実に3時間もMクラスが続いた息の長いフレアでした。

昨日は活動領域13030だったエリアが西(左)へ広がり、13032に分割されています。その西にも黒点群が現れ、13033と採番されました。更に左リム沿いに二群の黒点たちがあるようです。(左画像でもふんわり明るいプラージュが見えますね。)

20220613内暈
当地では昼前からずっと内暈が出続けていました。全国各地で見えているようなので、巻雲が出やすい天気なのでしょう。今日は四国が梅雨入りしたとのこと。昨日の記事に書いた通り、今日は四国と本州の半分くらいまで「年間で日の出がもっとも早い日」です。