秋に明るくなる彗星をふたつ観察 ― 2019/07/30
昨夕から今朝にかけて一応晴れ間が続きました。ただし薄雲が空全体を覆っているような透明度がとても悪いコンディション。どうしようか迷ったけれど、あまり晴れることが少ないこの夏ですので、思い切って彗星をふたつ狙ってみました。
ひとつは明け方近く南東に昇っているマクノート彗星(260P)。9月から10月にかけて11等台まで明るくなる見込みの周期彗星です。といっても既に13等台前半まで来ているようで、天気が良ければそれなりに追えるでしょう。短いですが西南西向きの尾が伸びていました。星図表示に使っていた軌道要素が古かったのか、少し中心を外してしまいました。
もうひとつはアサシン彗星(C/2018N2)。マクノート彗星に続いて東に昇っています。こちらは7月26日に撮影したアフリカーノ彗星に次いで現在日本の空で二番目に明るい彗星と思われます。
アサシン彗星も今年初冬に10等台まで明るくなる見込み。こちらももう11等台後半に入っている感じで、南南西向きに広がる尾が確認できました。マクノート彗星の尾よりしっかりしてますね。どこまで伸びるか楽しみ。
もっと空が良ければディテールがしっかりするのでしょうが、カペラが2等星くらいにしか見えない空でしたから、写っただけでも良しとしましょう。今後何度か狙ってみたいと思います。なお、みずがめ座流星群(δ南群・北群)と思われる明るい流星を3つ数えました。極大は今夜(30日夜)から明日明け方とのことです。
ひとつは明け方近く南東に昇っているマクノート彗星(260P)。9月から10月にかけて11等台まで明るくなる見込みの周期彗星です。といっても既に13等台前半まで来ているようで、天気が良ければそれなりに追えるでしょう。短いですが西南西向きの尾が伸びていました。星図表示に使っていた軌道要素が古かったのか、少し中心を外してしまいました。
もうひとつはアサシン彗星(C/2018N2)。マクノート彗星に続いて東に昇っています。こちらは7月26日に撮影したアフリカーノ彗星に次いで現在日本の空で二番目に明るい彗星と思われます。
アサシン彗星も今年初冬に10等台まで明るくなる見込み。こちらももう11等台後半に入っている感じで、南南西向きに広がる尾が確認できました。マクノート彗星の尾よりしっかりしてますね。どこまで伸びるか楽しみ。
もっと空が良ければディテールがしっかりするのでしょうが、カペラが2等星くらいにしか見えない空でしたから、写っただけでも良しとしましょう。今後何度か狙ってみたいと思います。なお、みずがめ座流星群(δ南群・北群)と思われる明るい流星を3つ数えました。極大は今夜(30日夜)から明日明け方とのことです。
今日の太陽 ― 2019/07/30
台風になるかも知れない熱帯低気圧発生 ― 2019/07/30
気象庁によると、本日30日15:00に台風になるかも知れない熱帯低気圧が発生したとのこと。場所は海南島の東海上です。
左は発生時の15:00に撮影された気象衛星画像(画像元:RAMMB/画像処理・地図等は筆者)。ナチュラルカラー処理のため、水色の雲は活発に上昇した氷粒状態、白やグレイの雲は低層の水粒状態を表します。オレンジ点線円は熱帯低気圧中心の直径1000km円を表しています。
ほとんど動いていないようですが、居座りつつ発達するのではたちが悪いですね。日本への影響は無いと思われますが、バカンスやお仕事で近くに行くご予定の方はご注意ください。なお左画像右端にも低気圧があり、ゆっくり発達しつつあります。雲は少ないけれど巻きの傾向が出始まっており、こちらも要注意になるかも知れません。