2019年の大暑です2019/07/23

20190722大暑前日
A.2019年7月22日・大暑前日
今日7月23日は二十四節気の「大暑」。でもまだ奄美・沖縄以外では梅雨が明けず、所々でぐずついた天気が続いています。当地・茨城も曇り空。今朝方まで小雨も降っていましたし、夕方の今は雷鳴も聞こえます。去年の大暑は真夏日地点数が全国に627地点(うち猛暑日地点241)もありましたが、今日は16時の段階で324地点(猛暑日地点なし)に留まっています。

多くの方は「梅雨が明けて暑い日差しが降りそそがないと夏にならない」という印象をお持ちでしょう。でも大暑を越すあたりからもう秋の気配が忍び寄ってきます。茨城では夏至に比べて夜時間が40分も伸びました。暑い寒いだけでは夏を語れません。

宇宙から見た日差しは結構顕著に変わっているのが分かります。左は昨日5:40の気象衛星ひまわり画像(画像元:NICTサイエンスクラウド/明暗境界が目立つよう明るくしてあります)。本当は今日の画像を使いたかったのですが5:40のものがサーバー上に取得できていないので一日前にしました。半端な時刻ですが、計算上は「ひまわりから見たとき、夏至の日に衛星直下点と明暗境界がもっとも近い時刻」、つまり、ほぼ『上弦の地球』となる時刻なのです。時刻を固定して地球を観察すると、季節で変化することをご存じの方は多いと思いますが、具体的にどれくらい何が変化するかじっくりご覧になった方は少ないんじゃないでしょうか。

下BからEの四画像はそれぞれ今年の春分・穀雨・小満・夏至の同一時刻画像。二十四節気のひとつおきですから約1ヶ月間隔ですね。以上五つのシチュエーションについて、明暗境界が南北子午線(自転軸の向き)からどれだけ傾いているかを比べてみてください。測れるように2°おきの分度器目盛をふっておきました。地球の明暗境界は大気のせいで暗い側に向かって幅があり測定が難しいですが、工夫してみましょう。(※この幅は地上にいる私たちが薄明や薄暮と呼んでいるものです。)

いかがですか?これが地球規模の季節の移ろいです。もしかしたら想像より小さい量に感じたかも知れません。でも、たとえば日本付近だけ拡大してこの現象を見ると、たった1ヶ月でも明暗境界通過時刻が幾つもの県をまたぐほどズレてしまうんです。これが12ヶ月積み重なって春夏秋冬という劇的な変化を生み出すのもうなずけるでしょう。

  • 20190321春分

    B.2019年3月21日・春分
  • 20190420穀雨

    C.2019年4月20日・穀雨
  • 20190521小満

    D.2019年5月21日・小満
  • 20190622夏至

    E.2019年6月22日・夏至


参考:
日出没・暦関連の記事(ブログ内)
アーカイブ「地図で見る日出没の季節変化」