今日の月(早朝)2019/07/29

20190729_31520月
昨夕から今日明け方まで曇り空が続いていましたが、月の位相がどうしても撮りたい値だったので、神頼みのつもりで機材を組み立てて待ちました。でも薄明が始まるとますます雲が厚くなり、どうにも望み薄。航海薄明が始まり雲越しでも周囲が明るくなるのが分かりました。万事休すか!?

諦めて片付けようと思いつつ振り返ると、西の低空から晴れ間が広がっているではありませんか。雲の移動がとても遅くて夜が明けてしまいそうでしたが、市民薄明開始頃にやっと晴れ間が月まで到達、日の出前に写すことができました。

左は4:20頃の撮影で、太陽黄経差が315.20°、撮影高度は33°余り、月齢26.0です。アーカイブ「月の形」で太陽黄経差315°の月は今まで満足な画質&位相値じゃなかったのですが、ようやくそれなりの画像が撮影できて大満足。(ただし明るくなった空の影響を取り去るのに膨大な労力が…。)

欠け際を見るとリュンカー山がはっきり見えました。下弦でこんなベストタイミングなのは初めてかも知れません。そのすぐ下、アリスタルコス西側に広がる複雑な地形も良く見えていますね。いやぁ、しぶとく待った甲斐がありました。

参考:
アーカイブ:月の形(黄経差288度以上、324度未満)

今日の太陽2019/07/29

20190729太陽
やっと関東甲信地方の梅雨が明けました。残すは東北地方のみです。関東甲信の平年値は7月21日ですからそんなに遅くはないのですが、去年記録的に早かった(6月29日)ので遅く感じてしまうのでしょうか。2000年以降去年までで関東甲信地方の出梅が平年値より遅かったのは、2003年(8月2日)、2006年(7月30日)、2007年(8月1日)、2012年(7月25日)、2016年(7月29日)です。

20190729太陽リム
左は13:50過ぎの太陽。梅雨が明けたとは言え、やや雲が残る空です。熱のせいか気流が安定せず、像が悪化しています。活動領域はありません。一昨日から少しずつ見えてきた右上リムのプロミネンスがとても大きくなりました。また淡いけれど左やや上リムにもかなり大きいプロミネンスが広がっています。

15時現在の真夏日地点数は724地点、猛暑日地点は67地点。午前中から日本の広範囲でゲリラ豪雨発生中。来年の今頃は東京オリンピックが次第に盛り上がりを見せている頃かな……(?)。めっちゃ暑いやん。

参考:
こんな暑い時期にオリンピック?(2017/08/01)
想定外と言わないために(2018/08/10)
アーカイブ「梅雨」
アーカイブ:真夏日と熱中症