衛星がとらえた7月3日明け方の日食月影(HIMAWARI編)2019/07/03

20190703-0300気象衛星ひまわり画像
日本時間2019年7月3日明け方、いよいよ皆既日食が始まりました。少し遅れて配信され始まった気象衛星ひまわり画像を眺めると、既に暗くなり始めているのが分かりました。

左は3:00の全球画像(画像元:NICTサイエンスクラウド/見やすいよう画像処理を施してあります)。右下の暗くなっている部分が月の影です。皆既日食なので影がとても濃いですね。

10分おきに撮影される全球画像ですが、一時的に欠落してるのか、うまく配信されない時間がありました。でも2:10から3:30まで7枚の画像をゲット、影付近を拡大して下に掲載しました。移動する月影の様子をじっくりご覧くださいませ。(※GOES編もぜひご覧ください。

  • 20190703-0210日食月影

    2:10JST
  • 20190703-0230日食月影

    2:30JST
  • 20190703-0250日食月影

    2:50JST
  • 20190703-0300日食月影

    3:00JST


  • 20190703-0310日食月影

    3:10JST
  • 20190703-0320日食月影

    3:20JST
  • 20190703-0330日食月影

    3:30JST
  • 20190702a

    影位置のシミュレート


参考:
一週間後に皆既日食が起こります(2019/06/25)
アーカイブ:静止気象衛星による日食月影の可視範囲

衛星がとらえた7月3日明け方の日食月影(GOES編)2019/07/03

20190702-1920UT-GOES17
気象衛星ひまわりによる日食月影画像に続いて、アメリカの気象衛星GOESシリーズによる画像をお届けします(画像元:RAMMB/画像処理は筆者)。アメリカを挟んで東西に配置されている二機のGOESは日食帯をほぼカバーする位置だったため、両方を合わせて見ると三次元的に影の移動を捉えることができるでしょう。

残念なことに二機とも時々画像取得がうまくいかない(RAMMBサーバーに画像が無い)ことがあり、二機揃って同じタイミングというのは難しいようでした。17:00UTから21:30UTまできっちり30分おきに揃えたかったけれど無理なので、プラスマイナス10分まで認めることにして下表を埋めました。それでも見つからない場合はナチュラルカラー画像(雲が水色のもの)を掲載してあります。なおGOESはHIMAWARIと違って可視光緑波長域を撮影してないため、代わりに植生を写す波長(Veggie Band)を使った擬似RGB-TrueColorとしてコンポジットしました。

左はGOES-17による19:20UT撮影画像。上側に見えるのはハリケーン「BARBARA」。結構発達していますね。NATIONAL HURRICANE CENTERによると2日15:00UTにはカテゴリー4に達したので、かなり強いようです。でも月影の大きさに比べたらハリケーンも霞むでしょうか。まるで太平洋にブラックホールができてしまったみたいですからね。

GOES-17(GOES-WEST)時刻GOES-16(GOES-EAST)
GOES17-1700UT
17:00UT
GOES16-1700UT
GOES17-1730UT
17:30UT
GOES16-1730UT
GOES17-1800UT
18:00UT
GOES16-1800UT
GOES17-1840UT
18:30UT
GOES16-1830UT
GOES17-1900UTnc
19:00UT
GOES16-1900UT
GOES17-1920UT
19:30UT
GOES16-1930UT
GOES17-2005UT
20:00UT
GOES16-2000UT
GOES17-2040UT
20:30UT
GOES16-2030UT
GOES17-2100UTnc
21:00UT
GOES16-2100UT
GOES17-2130UT
21:30UT
GOES16-2130UT
20190702b






20190702e
GOES-17(GOES-WEST)時刻GOES-16(GOES-EAST)

  • 時刻は目安です。概ねプラスマイナス10分以内に撮影されたものとお考えください。
  • シミュレートは自作プログラムによります。気象衛星諸元はCGMSサイトを参考にしました。