明るくなってるエンケ彗星2017/02/14

20170214エンケ彗星(2P)
明け方の本田・ムルコス・パイドゥシャーコヴァー彗星(45P)は地球を離れつつあり急速に光度を落としていますが、夕空のエンケ彗星はこれからです。

当地では色々条件が悪く、エンケ彗星を1月30日にやっと捕らえました。その後に月が大きくなって敬遠していましたが、夕空に月が残らなくなったため再び望遠鏡を向けてみました。カメラの液晶ファインダーでも確認できるほど明るくなっており、光害にも負けず核やコマがしっかり写るようになりました。尾は分かりません。

左は18:50過ぎから10分露出、彗星位置基準の合成で、上方向が概ね天の北方向、縦画角は約1.7°、左下の明るい恒星はωPscです。画像内の他の恒星と比較すると、彗星はもう8等台になっている感じです。3月上旬の光度ピークまでさらに2等級ほど明るくなると思われますので期待大。ただしその頃は低空過ぎて見えませんので、まさに今が旬、今月下旬までが見ごろでしょう。

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