三重の中村さんが突発天体発見2024/03/31

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30日3:30ごろ、三重県の中村祐二さんがへびつかい座に13.0等の突発天体を発見したそうです。昨夜から今朝は薄雲が空全体を覆う天気でしたが、辛うじてとらえることができました。色は違いますが、すぐ南に13.5等の星があり、仲良く縦並びに輝いていました。中村さんの勢いが止まりませんね。

画像右下、オレンジの明るい星は脈動変光星V2111 Oph。またこの画像を1°あまり北北東にずらすと球状星団M12があります。

今日の太陽2024/03/31

20240331太陽
昨夜から今朝は薄曇り、のち晴れ。明け方前に月がきれいに見えていたものの、アンタレスより低い南中高度では歯が立ちません。ちなみに月とアンタレスが大変近かったので計算したところ、日本最東端の南鳥島ではアンタレス掩蔽の全過程、父島辺りでも出現が見えたはずです。

朝からは晴れたり薄い雲に覆われたりの繰り返し。花粉光環がやや濃く、雲が無くても太陽光がかなり減光していたことから水分または黄砂が多いと思われる白っぽい空です。気温は26.1度に達しました。

20240331太陽リム
左は9:10過ぎの太陽。6:16JSTをピークとするM9.42クラスフレアが起こっており、9:18にCクラスに減衰するまで実に3時間も続きました。下はSDOからの引用でフレアピークの瞬間と、約1時間10分後のようす。吹き出したものが宙に浮いたプロミネンスとなって見えていました。こんなことがあるんですねぇ。昨日リムを覆うように見えた右上のプロミネンスも浮いて見えていました。

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    A.SDO-AIA131 21:16:44UT
  • SDO20240330_222508_AIA0131

    B.SDO-AIA131 22:25:08UT