夕空に反薄明光線と雷2015/08/05

20150805反薄明光線
夕方のこと。いつの間にか太陽は沈み、その方向には澄んだ青空と雄大な入道雲が見えました。まだ入道雲ができつつあるところや、既に金床雲をいただいている雲もありました。これだけのシチュエーションなら7月21日のような反薄明光線が見えてもおかしくありません。
20150805反薄明光線


そう思う間もなく光線が見えてきました。雲形が低く締まりがないため7月21日ほど明瞭な影にはなりませんが、上空、あるいは北へ南へと何本も空を横切っていくのが見えます。

20150805反薄明光線
反薄明光線は東まで到達して景色の向こうに隠れました。わずかに地球影がせり上がっているのが見えます。今日は何人の人がこの夕景に気付いているでしょうか。

あらためて入道雲を見ると、まるで怪獣が夕日を背に浴びて暴れているようです。レーダーで確認すると、群馬南部から埼玉西部にまたがった辺りの巨大な積乱雲のようでした。雲の下では本当に怪獣が暴れていたほど大変なことになっていたかも知れませんね。

20150805積乱雲
今日はもっと北寄りの栃木や福島のほうまで積乱雲が発生しました。たまたまそちらに遊びに行った知人からは「停電…」のメール。ここ数日では今日が一番大きな積乱雲のようです。

少し暗くなると雲の中で雷が光っているのが見えました。最初は1分に数回程度でしたが、暗くなる毎に頻度が増し、数秒に1回はどこかが光るような状況になりました。あまりにも美しい光景だったので、しばらくの間インターバル撮影で雷の様子を撮ってみました。

薄明が残っているので長い露出ができず、また遠くなので雷の捕捉率は良くありません。6月23日のようには撮れませんでしたが、それでも200コマほど撮った中の数コマには稲妻が写りました(下画像)。120km程度西での雷なので音もほとんど聞こえませんが、画像だけ見ると近くのマンションや電線に落ちているようで笑えます。下中画像の雲を突き抜けて上方に向かう稲妻には感動しました。

暗くなってくると、雷雲と星が一緒に写るようになりました(下右)。しし座やかみのけ座、おとめ座辺りが見えています。こういう状況ですと「スプライト」と呼ばれる目に見えない上空への放電光が写せるのですが、残念ながら薄明終了する頃には雷も収束してしまいました。スプライトはまたの機会に挑戦です。

  • 20150805稲妻
  • 20150805稲妻
  • 20150805積乱雲と星空

(捕捉)気象庁サイトで発表されていた18:00-19:00の30分おき衛星画像(加工済み)、および19:00の降雨レーダー画像を下に引用します。18:30衛星画像ではっきり分かりますが、画像の中央右寄りに見える積乱雲の影が関東を横切って千葉県銚子まで伸びています。この影が大気中に作った筋を反薄明光線として見ていたことになります。なお下に見えるのは台風13号

  • 20150805衛星画像
  • 20150805-1900降雨レーダー

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