2022年で太陽が小さく見える時期です2022/07/06

2022年太陽の大きさ比較
二日前の7月4日に地球が遠日点を通過し、太陽から最も遠くなりました。毎年近日点と遠日点の太陽が観察できたら視直径比べを楽しみにしているのですが、去年も今年も夏の天気が芳しくありません。急に見かけの大きさが変わるわけではないためプラスマイナス二日ほどの猶予は設けるわけですが、それでも梅雨の時期になってしまう遠日点時期の太陽観察は容易ではありません。今年は梅雨が明けているはずなのに今週になって雲が多くて参りました。

前回作った2021年の近日点通過時以来ずっと比較画像を作れずにいたため、今回は無理してでも作りたいと考えておりました。でも今日の太陽も後述のように雲に阻まれきちんと撮れなくて、明日の天気も不安定なようですので、遠日点通過二日前の7月2日画像を使って比較したのが左画像。もちろん同じ機材・同じ画像処理です。当たり前ですが今年もちゃんと小さくなっていました。もっと黒点やプロミネンスが多いと映えるんですけれど。日々同じ機材で太陽観察している方はぜひこの比較をお試しください。

20220706太陽
本日は台風4号から変わった温帯低気圧が千葉県沖にあり、当地・茨城にも太平洋側に纏わり付いてる雨雲が流れ込んで時折小雨が舞う状況でした。ただ午後は少しだけ日が差す時間もあったようです。いちおう機材をセットし撮影に臨みましたが、足早に広がる雲を避けることができず、かなり厚めの雲越しにわずかなフレームしか取得できませんでした。

せっかくなので無理して画像処理し右に掲載します。特にリム側でスタックエラーが目立ちますが、新しく左上に現れた黒点(活動領域13052・13053)や長細いダークフィラメントも写ってくれたので良かったです。

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