星仲間の(の)さんによると、6月10日2:30JST過ぎごろ、山形県の板垣公一さんがうお座のUGC557に16.9等の超新星候補天体を発見したとのこと。

天候不順なこの時期に確認画像が撮れるか心配でしたが、少なくとも向こう一週間で晴れそうなのが昨夜だけだったのでとりあえず準備。夜半頃までは霞みながらも晴れが持っていたため極軸まで合わせ終わったけれど、その後は皆曇。厚い雲の下で待機することになりました。

結局次の晴れ間が訪れたのは天文薄明開始後ずいぶん経ってからでした。電線や直接光の光害も多い方向で、20分しか露出できず、暗い銀河や該当天体を明瞭に写すには短すぎました。左上画像には一応タイトルやマーカーを打ってありますが、はっきりしません。再チャレンジしようにも天気に悩まされそうです。

うお座とは言っても秋の四辺形のすぐ東、βAndやδAndの近くで、うお座の最西端。UGC557の該当位置には銀河の腕のコブ（？）らしき明るい領域が確認できます。その中に出現したようですね。周囲にはたくさんの系外銀河がある場所。夏至が迫り、夜の時間があっという間に終わるこの時期は捜索者のみなさんもさぞ大忙しでしょう。