絢爛豪華な明け方の星々2020/08/25

20200825明け方の星々
昨夜は夜半まで晴れていたので、ちょうど本日25日に迎える「伝統的七夕」に先立って夏の大三角を目で楽しみました。恒星は4等がギリギリだったのですが、はくちょう座付近の天の川がごくうっすらと見えています。夜半すぎからは空一面が雲に覆われたり、また晴れたりという繰り返しで朝を迎えました。いくつか観察テーマもあったのですが、お預けです。

明け方の薄明開始頃に少しだけ晴れ間があったため、あわてて簡単機材を抱え、徒歩で近くのグラウンド公園へ。移動中に西から大量の雲がやってきたため、現地に着くなり大慌てで組み上げ、構図決めもそこそこに何枚か撮影。それでも雲の多い写真になってしまいました(左画像)。

8月下旬ですから、夜明けの空にはもう冬のダイヤモンド(グレートG)が出揃っています。加えて上空の火星と中空の金星もギラギラ輝いているので絢爛豪華。街中でもため息が出るような光景。

ベテルギウスの減光
オリオン座のベテルギウスが通常の周期よりかなり早めの再減光をしてる、というニュースを聞いたのはネオワイズフィーバー真っ盛りだった7月下旬と記憶してます。以降、明け方の晴れ間に気にして眺めていました。8月頭頃はまだ低く、低空による減光と実際の減光との違いを見分けられませんでしたが、最近は暗いうちにずいぶん高くなるので、ようやく暗さが実感できるようになってます。

左上画像は赤感度の強い天体改造カメラで撮ったため、アルデバランよりもベテルギウスのほうが明るく写ってますが、肉眼では同等か、若干暗く感じました。客観的に測光する方法を模索中です。右図はAAVSOによるベテルギウス光度グラフ(今朝までの500日間/眼視光度およびV光度)。すでに昨年暮れに話題となり始めた頃のレベルまで落ち込んでいるようですね。今回はどこまで暗くなるでしょうか?要注目ですよ!

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