雲間に見えた火星・土星・M22の接近2018/04/01

20180401火星と土星の接近
昨夜は宵のうちよく晴れていましたが、夜半に確認すると薄雲が空を覆っていました。その後も雲が出たり消えたりの繰り返し。天宮1号関連の作業などもしていて、明け方の火星のことをうっかり忘れていました。実はなかなか良い星並びだったのです。

5時近くの天宮1号通過を観察する予定でした。1時間半ほど前に天気を確認したら南側だけ晴れている!そのとき火星のことにやっと気づきました。さあ困った、時間がないぞ。北は完璧に曇ってるので、天宮1号を諦め火星を観察するか、それとも火星は見送り、天気回復に期待して天宮1号を観るか、はたまた両方諦めるか…。

こういうとき、なぜか私は「全部なんとかしよう」と思ってしまう質です。雲は北から南へ動いており、空を覆うのと立ち退くのとに30分周期ほどの波がありました。ひょっとしたらもう30分早く空を見ていればベストのタイミングだったかも知れませんが後悔先にナントヤラ。とにかく大急ぎで望遠鏡を組み、火星に向けます。その頃にはもう雲が迫っており、月明かりもあって、ごく短時間の露出で5、6枚撮影するのがやっとでした。

構図を合わせるどころではなかったけれど、なんとか火星・土星・それに球状星団M22を一緒に拡大撮影したのが左上画像。条件最悪、画質最低ですが、記録に残せて良かった良かった。明日朝は火星とM22の大接近。良い天気に恵まれることを期待しましょう。このあと大急ぎで片付け、天宮1号を見に行きました。こちらは残念ながら雲に阻まれてしまいましたが、間に合わずに観察できなかった事とは大違いなので大満足です。

参考:
2018年火星の地球接近に関する記事(ブログ内)

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