新燃岳で爆発的噴火が発生2018/04/05


20180405-0700霧島噴火
列島のあちこちで夏日となった昨日から一転して、今日は涼しい朝を迎えました。ところが、九州の新燃岳はいまだ熱かったようです。

今日5日明け方前の3:31、新燃岳が噴火しました。3日に火山性地震が400回を超えたという報道があったばかりですが、今回は噴煙が5000mまで上がり、今期一連の火山活動の中でいちばん高くなったようです。(※追記:5日夜の気象庁発表に寄れば、衛星解析による噴煙の高さは8000mだったとのことです。)

朝ニュースを見てすぐライブカメラを見ましたが、雲が多く良く見えません。衛星画像を見たところ、日が差した朝の可視画像では宮崎県側に広がる茶色の噴煙の名残が見えました。左上画像は7:00の可視画像(画像元:RAMMB/画像処理・地図等は筆者)です。周囲の白い雲とは明らかに違う色ですね。既に3時間半経つので、煙の先端が四国の南沖まで達しているようです。

噴火開始はまだ暗い内だったので可視画像が作れません。気象衛星ひまわりの赤外バンド・3:40から6:00までの10分おき画像を使い、GIF動画にしてみました(下画像)。白く光っているところが火口付近です。



激しい気温差2018/04/05

20180403桜の花びら
我が家の周囲に咲いていた桜はほぼ散ってしまい、葉桜が始まっています。一昨日夕方に街中を歩いたとき、散った桜が道路際に雪のように積もっていました(左画像)。開花中ずっと高温が続いたため、一気に春が通り過ぎたかのようです。

かと思ったら、今朝の気温はあわや一桁台まで下がるかという勢いで、日中の最高気温も昨日より10度ほど低くなりました。体調を維持するにはなかなか厳しい温度差です。

激しい気温の上下を表現する方法はいくつかありますが、右下図ではアメダスデータを使って昨日と今日の「最高気温の差」を描いてみました。ただしここでの最高気温は「0時から15時までに最高となった気温」という意味です。(15時以降に最高となるケースもありますから。)

20180405最高気温差
黄色を0度(差が無い)とし、オレンジや赤は昨日より最高気温が高い、反対に緑や青は低いことを表します。全国927地点の内訳は「-10度未満:80地点」、「-10度以上-5度未満:285地点」、「-5度以上0度未満:482地点」、そして昨日以上だったのは80地点のみでした。ちなみに一番下がったのは富山県伏木で-14.0度。

最高気温の差だけでも-10度を下回ったところが続出なので、昨日の最高気温と今日(今朝)の最低気温の差は-20度近く行ったところもあったのではと察します。みなさん、どうか風邪を引きませんように。