明け方の月2016/10/20

20161020_23100月
3:30過ぎに起き出して外を見るとほとんど雲ばかりでしたが、南側は少し晴れていてシリウスやオリオン、月の光が辿れました。10分後にもう一度見に行くと、なんと全天快星に!あれだけあった雲はどこへ行ったのでしょう?夜に限らずこういうことが空に起きるので、本当に驚かされます。

夜明けが近づいていましたがせっかくの晴れ間がもったいないので望遠鏡を組み立て月を眺めました。左画像は4:15過ぎの撮影で、太陽黄経差231.00°、撮影高度64°弱、月齢18.8です。月が高いのに月が黄色に感じるほどの透明度でしたが、大気の細かな揺れはなく、大きな揺れのみが目立っていました。月の近くにはおうし座のアルデバラン。来月16日明け方には条件の良いアルデバラン掩蔽をほぼ全国で見ることができます。

撮影準備中、北極星の近くにイリジウム衛星の閃光を視界の縁で捉えました。明け方が近づき、人工衛星が幾つも見えます。ぼちぼちオリオン座流星群が極大ですが、月明かりが大きい時期なので難しいでしょうね。5時を過ぎると東の薄明の中でしし座がやや高くなってきました。明け方にまわった木星も見えているはずですが、隣家の何処かに隠されているのか、未だに確認できません。秋も深まり、夜明けがとても遅くなりましたね。夜が楽しい季節です。

参考:
アーカイブ:月の形(黄経差216度以上、252度未満)

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