台風18号に続き、熱帯低気圧がふたつ2016/10/05


20161005-0900気象衛星画像
台風18号は今日5日になった頃から東寄りへ進路を変え始めました。その時点では「非常に強い台風」クラスでしたが、3時には「強い台風」クラスとなり、今日中には普通の台風クラスまで勢力を落とす見込みです。

いっぽう前後して、24時間程度で台風になる恐れがある熱帯低気圧の発表もありました。昨日15:00には日付変更線近くに熱帯低気圧が、今日6:00にはフィリピン近くに別の熱帯低気圧が、それぞれ生まれました。

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左は本日9:00の気象衛星画像(画像元:NICTサイエンスクラウド/経緯線などは筆者)。赤点円は台風/熱帯低気圧中心の直径1000km円。熱帯低気圧はどちらも北緯20°付近です。台風18号とフィリピン近くの熱帯低気圧を含む拡大画像が右画像です。対馬の近海を移動中の台風18号は既に渦構造を失いつつあるようです。熱帯低気圧のほうは小柄ながらも、もう台風じゃないかと思えるほどの風格を感じます。ほぼ真西に移動しているようで、明日6日に台湾とルソン島の間(ルソン海峡)を通過する見込みとのこと。

日付変更線近くの熱帯低気圧が今後台風になった場合、日本に近づく恐れがありそうですね。いやはや、今年は本当に続くなあ…。