木星と衛星たち ― 2023/10/17
昨夜から今朝にかけて安定して晴れたので、夜半過ぎごろ木星に望遠鏡を向けました(左画像)。ちょうど東にイオ、西にガニメデが接近していたため、これらも一緒に画角に入れてあげました。
しばらく撮影して、そろそろ終わろうとしていた0:40前ごろガニメデが変形していることに気付きました。何も下調べせず撮っていたためビックリしましたが、ちょうど木星本体の影にガニメデが食されるタイミングだったのです。目視できなくなった0:55まで撮影を続けました。
左画像は全体を合成してしまったため食されていることは分かりませんが、のちほど作業時間が確保できたら動画にしてみようと思います。(惑星処理はとにかく時間がかかる…。)
【追記】
上記の一連の観察を動画にしてみました(下A画像)。木星右上のガニメデが木星本体の影に隠れてゆく様子が分かるでしょう。ついでに同日明け方に撮影したシリウスも掲載しました(下B画像)。シーイングが特に良いというわけではなく、伴星をシャープにするのに苦労しました。
しばらく撮影して、そろそろ終わろうとしていた0:40前ごろガニメデが変形していることに気付きました。何も下調べせず撮っていたためビックリしましたが、ちょうど木星本体の影にガニメデが食されるタイミングだったのです。目視できなくなった0:55まで撮影を続けました。
左画像は全体を合成してしまったため食されていることは分かりませんが、のちほど作業時間が確保できたら動画にしてみようと思います。(惑星処理はとにかく時間がかかる…。)
【追記】
上記の一連の観察を動画にしてみました(下A画像)。木星右上のガニメデが木星本体の影に隠れてゆく様子が分かるでしょう。ついでに同日明け方に撮影したシリウスも掲載しました(下B画像)。シーイングが特に良いというわけではなく、伴星をシャープにするのに苦労しました。
今日の太陽 ― 2023/10/17
夕空に戻った月 ― 2023/10/17
北米・南米金環日食を起こした新月から日が経ち、夕空に月が戻ってきました。実は昨日も探したのですが、雲が多かったこととたいへん低かったこともあり見つかりませんでした。
この時期は夕空の黄道・白道が地平に対して寝てしまい、月の弦は立って帆掛け船の帆のように見えるけれど、なかなか高度が上がりません。今日17時時点の月齢は2.587もあるのに、当地での高度は11.788°。拡大撮影する気も起こりませんでした。こういう月は風景のなかに溶け込ませて楽しむのが一番ですね。ちなみに弦傾斜は+67.655°(当地計算/正の数値は右上がり)もあります。65°を越える機会はなかなかありませんから水平月並みに貴重です。
明日はアンタレス掩蔽から一朔望月近く経つので、同様にアンタレスに接近します。日本からは見えませんが、中東やアラビア半島、ヨーロッパなどでアンタレス掩蔽が起こるでしょう。
この時期は夕空の黄道・白道が地平に対して寝てしまい、月の弦は立って帆掛け船の帆のように見えるけれど、なかなか高度が上がりません。今日17時時点の月齢は2.587もあるのに、当地での高度は11.788°。拡大撮影する気も起こりませんでした。こういう月は風景のなかに溶け込ませて楽しむのが一番ですね。ちなみに弦傾斜は+67.655°(当地計算/正の数値は右上がり)もあります。65°を越える機会はなかなかありませんから水平月並みに貴重です。
明日はアンタレス掩蔽から一朔望月近く経つので、同様にアンタレスに接近します。日本からは見えませんが、中東やアラビア半島、ヨーロッパなどでアンタレス掩蔽が起こるでしょう。






