SWAN彗星つかまえられず… ― 2020/05/24
昨夕まで曇り空が続いたものの、夜半前から断片的な晴れ間が訪れました。久々に仰ぐ星空に心が踊ります。でも曇ったり晴れたりの間隔が短くて、腰を据えて写真を撮るようなことはできませんでした。
明け方まで持ちそうだったので「SWAN彗星(C/2020F8)の短時間撮影なら、あるいは…」と思い、低空が開けた近所の空き地へ。星図ソフトで確認するともうSWAN彗星の明け方高度はピークを過ぎ、どんどん低くなっています。薄明時間が早まっているのを加味すれば今日あたりが限界のようでした。
西・南側の中空から下は完全に雲の中でしたが、北と東は薄雲越しに晴れています。肉眼で北極星とカシオペアがギリギリ確認できました。建物や樹木に高度6度くらいまで遮られますが、なんとか彗星位置を把握して写野をセット。小刻みに撮影しました(左上画像)。街中だと言うのに、すぐ近くでアオバズクの声、少し離れたところではホトトギスの声が夜空にこだましています。
この画像の中央右下に彗星がいるはずだったのですが、結局像としては全く分かりません。いくつかの方法で検出を試みたものの、予定位置に写っているのが彗星なのかノイズなのか不明でした。同高度あたりの恒星は8等以下も確認できますので、本来5等台だった彗星が暗くなったか、相当拡散してしまったのでしょう。やはり減光しているのは本当のようですね。
SWAN彗星は今週末から6月上旬にかけて夕空に顔を出します。ただし明け方と同じく超低空。その後しばらく見えなくなりますが、7月下旬頃からまた明け方の空に戻り、だんだん高くなるでしょう。現状が予測よりかなり暗いですから、夏の終りにはもう見えなくなっているかも知れません。なお今朝のSWAN彗星位置付近に7月中旬ごろネオワイズ彗星(C/2020 F3)がやってきます。予報通りなら今朝のSWAN彗星より明るいはず…。ネオワイズ彗星の予行練習と思えば、今朝の空振りも無駄になりません。
明け方まで持ちそうだったので「SWAN彗星(C/2020F8)の短時間撮影なら、あるいは…」と思い、低空が開けた近所の空き地へ。星図ソフトで確認するともうSWAN彗星の明け方高度はピークを過ぎ、どんどん低くなっています。薄明時間が早まっているのを加味すれば今日あたりが限界のようでした。
西・南側の中空から下は完全に雲の中でしたが、北と東は薄雲越しに晴れています。肉眼で北極星とカシオペアがギリギリ確認できました。建物や樹木に高度6度くらいまで遮られますが、なんとか彗星位置を把握して写野をセット。小刻みに撮影しました(左上画像)。街中だと言うのに、すぐ近くでアオバズクの声、少し離れたところではホトトギスの声が夜空にこだましています。
この画像の中央右下に彗星がいるはずだったのですが、結局像としては全く分かりません。いくつかの方法で検出を試みたものの、予定位置に写っているのが彗星なのかノイズなのか不明でした。同高度あたりの恒星は8等以下も確認できますので、本来5等台だった彗星が暗くなったか、相当拡散してしまったのでしょう。やはり減光しているのは本当のようですね。
SWAN彗星は今週末から6月上旬にかけて夕空に顔を出します。ただし明け方と同じく超低空。その後しばらく見えなくなりますが、7月下旬頃からまた明け方の空に戻り、だんだん高くなるでしょう。現状が予測よりかなり暗いですから、夏の終りにはもう見えなくなっているかも知れません。なお今朝のSWAN彗星位置付近に7月中旬ごろネオワイズ彗星(C/2020 F3)がやってきます。予報通りなら今朝のSWAN彗星より明るいはず…。ネオワイズ彗星の予行練習と思えば、今朝の空振りも無駄になりません。