寒い11月最後の明け方に彗星ふたつ ― 2019/11/30
昨夜から今朝にかけてもよく晴れましたが、前夜より湿気があり、透明度がやや落ちました。それでも雲ひとつない月明かりもない貴重な快星夜。ということで、彗星をふたつ狙ってみました。
まずは夜半過ぎに天頂に差し掛かるパンスターズ彗星(C/2017T2)。写してみてビックリ。とても明るく、長い尾が印象的な彗星に成長していたからです。残念ながらシーイング最悪で星像が3倍くらいに肥大してボテボテなのですが、雰囲気はお分かりいただけるでしょう。
左画像ではうまく抽出できませんでしたが、元画像では緑色のコマが淡く大きく広がっていました。現在すでに10等台前半のようで、来年春にかけては更に8等台まで明るくなる見込みです。予報通りに行かないとしても、これはとても楽しみだ!!
お次は星間飛来彗星として有名になったボリソフ彗星(2I・C/2019Q4)。22日に天気が悪くて撮り損ねましたが、11月ラストに撮影できました。右画像では短い尾までしっかり確認できますね。相変わらず移動が速く、天の赤道を越して南空低くなっています。あと一週間ほどで我が家の視界から消えてしまうでしょう。もう一回くらい観察したいものです。
それにしても夜半前に既に氷点下になっており、寒いのなんの。明け方は霜でまっ白でした。大気の揺らぎに加え、霜が降りきる前(水蒸気が大気に満ちている時間)までは光害の影響が強く出ます。なかなか完璧な夜というものはやって来ませんね。
まずは夜半過ぎに天頂に差し掛かるパンスターズ彗星(C/2017T2)。写してみてビックリ。とても明るく、長い尾が印象的な彗星に成長していたからです。残念ながらシーイング最悪で星像が3倍くらいに肥大してボテボテなのですが、雰囲気はお分かりいただけるでしょう。
左画像ではうまく抽出できませんでしたが、元画像では緑色のコマが淡く大きく広がっていました。現在すでに10等台前半のようで、来年春にかけては更に8等台まで明るくなる見込みです。予報通りに行かないとしても、これはとても楽しみだ!!
お次は星間飛来彗星として有名になったボリソフ彗星(2I・C/2019Q4)。22日に天気が悪くて撮り損ねましたが、11月ラストに撮影できました。右画像では短い尾までしっかり確認できますね。相変わらず移動が速く、天の赤道を越して南空低くなっています。あと一週間ほどで我が家の視界から消えてしまうでしょう。もう一回くらい観察したいものです。
それにしても夜半前に既に氷点下になっており、寒いのなんの。明け方は霜でまっ白でした。大気の揺らぎに加え、霜が降りきる前(水蒸気が大気に満ちている時間)までは光害の影響が強く出ます。なかなか完璧な夜というものはやって来ませんね。