わずかな雲間に月の光2019/11/14

20191113-19191月
昨日宵の頃は雨がぱらつき、地面がしっとり濡れるほどでした。夜になってしばらくすると屋外がシーンとしたので玄関を出てみたら、偶然にも雲間から月が顔を出しています。二、三十分は晴れ間が持ちそうだったので急ぎ望遠鏡を組み上げました。

左は22時頃の撮影で、太陽黄経差は約191.91°、撮影高度は約65.3°、月齢16.43。昨夜撮影した満月からおよそ24時間経っています。肉眼ではほとんど見えませんが、双眼鏡や望遠鏡なら右が欠けていることはすぐ分かります。

大気が不安定でいつ雨が降ってもおかしくない状況でしたから、月を見ることができるなんて思ってもみませんでした。ただ、やはり望遠鏡越しの月像はグニャグニャ。画像処理で無理矢理シャープにしましたが、水面越しに見る川底の石の如く悪像なのは仕方ありません。

撮影時、私の居場所から月中心までの測心距離は「月の地心平均距離=384400km」に対してわずか+360kmという差でした。奇しくも昨日の記事で話題にした「標準的な月の大きさ」を目の当たりにすることになったのです。(※狙ったわけではありませんでした。)満月ではありませんが、こんな偶然は素直に嬉しい。なお、この後また雨が降ってきました。

二晩経って15日夜に登ってくる月はちょうどオニール橋付近が夜になる頃で、21時台には「月面K」も見えるはず。晴れたら探してみてくださいね。

今日の太陽と美しい彩雲2019/11/14

20191114太陽
昨夜から今朝にかけ、断片的な降雨があり、一時強く降りました。朝になると次第に回復し、昼には青空が戻りました。

20191114太陽リム
左は13:15頃の太陽。12日の観察で左下リムに現れていたフレア箇所は活動領域12752となり、今日も光球左下に明るく見えています。磁場を確認すると先行S型なので、第25太陽周期の領域と思われます。右上リムにはとても高く伸びるプロミネンスが見えました。

太陽観察をするまで長く伸びる雲が太陽を覆っており(下A画像)、1時間程度ずっと太陽を隠す方向に移動していたため随分待たされました。ただ、この雲の移動に応じて彩雲が多様な姿を見せ、すばらしい眺めになりました。

最初は不規則な彩雲に見えましたが、光環の様になったときもあります(下B画像)。太陽に近いところが複雑な色変化を見せており(下C画像)、また太陽から離れた位置にある淡い絹雲も彩られていました(下D画像)。雲が動くたびに新たなドラマが生まれ、いつまでも見続けていられる絶景ですね。

  • 20191114青空と雲

  • 20191114光環

  • 20191114彩雲

  • 20191114彩雲