今度は九州にやって来た黄砂2018/04/06

  • 20180405-1200黄砂の移動

    2018年4月5日 12:00
  • 20180406-1200黄砂の移動

    2018年4月6日 12:00


衛星画像を毎日チェックしていると、「ヤツが…来る!!」と直感します。一昨日辺りからモンゴルの砂漠で巻き起こっていた黄砂は周囲の雲を砂色に染めていました。そこには低気圧があったのです。それはまるでシベリアの高気圧に押し出されるかのように、本日6日日本を横断した低気圧と並んでやってきました。

20180406黄砂観測
上画像は5日と6日の各12:00に撮影された気象衛星ひまわり画像です(画像元:RAMMB/画像処理・地図等は筆者)。雲が赤茶に色付き、黄砂を運んでいるのがよく分かりますね。

結局この黄砂は6日中に九州で観測されたようで、右図の通り気象庁サイトの黄砂観測実況図(地名書き込みは筆者)に掲載されていました。3月28日・29日北日本での初観測に続きましたね。去年はゴールデンウィーク終盤に数日観測されたのみでしたが、今年は多くなるのでしょうか?

20180406-07強風
それにしても一日強い風でした。全国的…と言えるか微妙ですが、強風だったところは多いようです。当地・茨城もご多分に漏れず。左図は我が家に近いつくば市のアメダスポイントにおける6日から7日の10分計測値を使い、48時間ぶんをグラフにしたもの(※7日のデータを追加して再掲載)。6日の最大瞬間風速は20m/sに届きそうでした。日最大瞬間風速ランキングを見ると、関東から関西に至るあちこちで20m/sを越しており、1位は千葉県千葉の28.5m/s。こりゃ台風みたいですね。