明け方の奇跡的な晴れ間に月惑星会合を観察2018/04/08

20180408月・火星・土星の接近
一昨日の嵐のような天気を引きずり、昨日も朝から夜中までほとんど曇っていました。夜中に晴れる予報も、結局は明け方近くまで待たされることに。でも2時頃から徐々に晴れ間が増えたので、楽しみにしていた天体会合を拝むことができました。

南東に昇る月を見ると、近くには土星と火星が並んでいます。最初は雲の往来があったものの、次第に快星となりました。気温は3度台まで下がり防寒服でないと寒く感じます。でもおかげで春霞はだいぶ抑えられました。左画像は段階露光コンポジットで月かぶりをなくし、微光星まで浮き立たせた画像処理をしています。同写野にM22も写っていますが、さすがに淡すぎて取り出せませんでした。

20180408_2018zd in NGC2146
上の天体会合を撮影しながら、もうひとつ別機材で超新星2018zdの撮影も試みました(右画像)。もう明け方が迫っており、対象のNGC2146も低くなって電線にかかっていました。久しぶりの晴れ間なので、とりあえず望遠鏡に風通しと言ったところです。超新星は大雑把に測って14.2等と、あまり変わっていません。ごくゆっくりと減光しているようです。

参考:
2018年火星の地球接近に関する記事(ブログ内)

今日の太陽2018/04/08

20180408太陽
朝からよく晴れています。朝露でビショビショだった道路も早くに乾きました。

左は9:30過ぎの太陽。活動領域12703は右に寄ってきました。相変わらず存在感がありませんね。リムを良く見てもプロミネンスらしいところは見当たりませんので、今日はリム画像無しです。空が幾分霞んでおり、光量が落ちていました。花粉光環がごく僅か見えました。