月と木星が接近しました ― 2018/05/01
昨夕に登った月のすぐ側に明るい星が寄り添っていました。とても目立っていたのでご覧になったでしょうか。この輝星は木星です。一晩中月と一緒に空を飾っていました。前回の接近は4月4日でしたから、ひと月に二回も接近したことになります。
当地・茨城県南部は宵のうち雲が多くてほとんど見えませんでした。22時頃雲が途切れてきたので、屋根越しに見えた月を撮影したのが右下画像。月には雲による光環がかかっていますね。これはこれでとても美しいです。
日付が5月1日に変わって1時間半ほど経ってから拡大撮影したのが左画像(※縦長の大画像なので閲覧注意)。両星とも南中を少し過ぎた頃ですが、この頃にはすっかり快星でした。木星のすぐ左にイオ、右にはガニメデとカリストも並んでいます。(エウロパは木星に隠されていました。)湿気が強烈な夜だったため、霞もいつもより多く感じました。月は昨日満月を迎えたばかりなので、晴れていても夜空はまっ白。左画像は多段階露光で空のカブリを抑えています。なお最接近はこの3.5時間後。もう薄明時間で両星とも西空低空です。
12年かけてゆっくり空を巡る木星に対して1ヶ月足らずで一周してしまうお月様は、平均して一ヶ月に一回木星のそばを通ることになります。このあと5月27日、6月23日、7月21日、8月21日…という具合に続きますが、接近の度に月齢が変化してゆくことが注目ポイント。今回は今年一番真ん丸の接近でしたが、次回以降どうなるでしょうか?とても面白いのでぜひ継続観察してみてください。
当地・茨城県南部は宵のうち雲が多くてほとんど見えませんでした。22時頃雲が途切れてきたので、屋根越しに見えた月を撮影したのが右下画像。月には雲による光環がかかっていますね。これはこれでとても美しいです。
日付が5月1日に変わって1時間半ほど経ってから拡大撮影したのが左画像(※縦長の大画像なので閲覧注意)。両星とも南中を少し過ぎた頃ですが、この頃にはすっかり快星でした。木星のすぐ左にイオ、右にはガニメデとカリストも並んでいます。(エウロパは木星に隠されていました。)湿気が強烈な夜だったため、霞もいつもより多く感じました。月は昨日満月を迎えたばかりなので、晴れていても夜空はまっ白。左画像は多段階露光で空のカブリを抑えています。なお最接近はこの3.5時間後。もう薄明時間で両星とも西空低空です。
12年かけてゆっくり空を巡る木星に対して1ヶ月足らずで一周してしまうお月様は、平均して一ヶ月に一回木星のそばを通ることになります。このあと5月27日、6月23日、7月21日、8月21日…という具合に続きますが、接近の度に月齢が変化してゆくことが注目ポイント。今回は今年一番真ん丸の接近でしたが、次回以降どうなるでしょうか?とても面白いのでぜひ継続観察してみてください。
今日の太陽 ― 2018/05/01
ペルセウス座の矮新星V392が大増光 ― 2018/05/02
三重県の中村祐二さんが4月29日に新星らしき天体を見つけたという報告がありました。同じ位置にペルセウス座の変光星V392(矮新星)があり、この変光星が新星爆発したのではないかと言われています。発見時の光度が6.2等もあって、これほど明るくなった矮新星は珍しいとのこと。
夕方暗くなったころ南西の低空にカペラが見えます。そのすぐ側と言うことで撮影チャンスをうかがっていたのですが、なかなか晴れてくれません。昨夕も薄雲が空を覆っていましたが、ベランダからカペラが見えたので無理矢理カメラをセット。どうにか画像処理で微光星を浮かび上がらせたのが左画像です。 該当位置には約7等星の星が写っていました。右図が今回撮影した範囲です(ステラナビゲーター使用)。
数日間天気が悪そうなので、空の観察もお預け。今後この珍しい天体はどう振る舞うのか興味津々ですが、向こう二ヶ月ほど夜が短く、また朝夕とも非常に撮りづらい位置になってしまうのが残念です。
夕方暗くなったころ南西の低空にカペラが見えます。そのすぐ側と言うことで撮影チャンスをうかがっていたのですが、なかなか晴れてくれません。昨夕も薄雲が空を覆っていましたが、ベランダからカペラが見えたので無理矢理カメラをセット。どうにか画像処理で微光星を浮かび上がらせたのが左画像です。 該当位置には約7等星の星が写っていました。右図が今回撮影した範囲です(ステラナビゲーター使用)。
数日間天気が悪そうなので、空の観察もお預け。今後この珍しい天体はどう振る舞うのか興味津々ですが、向こう二ヶ月ほど夜が短く、また朝夕とも非常に撮りづらい位置になってしまうのが残念です。