天の川のほとりに輝く明るい新星 ― 2018/04/13
天の川のほとりに結構明るい新星が発見されたと、星仲間の(の)さんから数日前に教えていただいたのですが、なかなか晴れず撮影できませんでした。昨夜も機材を組み上げて観測待機していましたが、雲が多くて何も見えません。途中で疲れて仮眠を取ったりしながら、結局明け方近くになってしまいました。
3時頃からようやく雲が引き、かなり透明度の良い空となりました。小さなはぐれ雲があちこち流れていますが、南東の天の川付近はよく晴れています。もう薄明開始時間でしたが2分×10枚ほど露出。うち2枚は雲がかかってNGでしたが、なんとか新星を写すことができました(左画像)。
この新星は群馬県の小嶋正さん、静岡県の西村栄男さん、三重県の中村祐二さんが9日明け方前にそれぞれ独立して発見しています。明るいといってもギラギラしているわけではなく、10等星より少し明るい程度。こんなに星がたくさんで、どれが見つかった星なのか分かりませんねぇ。マーカーを付けた画像は右の通りです。同じ写野に四大小惑星のひとつベスタと、メシエ天体のひとつM23が写っています。モヤモヤと雲のように見えるのは天の川が濃い部分。これも細かい星々の光です。
夜明けにはもう夏の星々が高く昇ります。5時前、明るくなった低空に見えた細い月が印象的でした。
3時頃からようやく雲が引き、かなり透明度の良い空となりました。小さなはぐれ雲があちこち流れていますが、南東の天の川付近はよく晴れています。もう薄明開始時間でしたが2分×10枚ほど露出。うち2枚は雲がかかってNGでしたが、なんとか新星を写すことができました(左画像)。
この新星は群馬県の小嶋正さん、静岡県の西村栄男さん、三重県の中村祐二さんが9日明け方前にそれぞれ独立して発見しています。明るいといってもギラギラしているわけではなく、10等星より少し明るい程度。こんなに星がたくさんで、どれが見つかった星なのか分かりませんねぇ。マーカーを付けた画像は右の通りです。同じ写野に四大小惑星のひとつベスタと、メシエ天体のひとつM23が写っています。モヤモヤと雲のように見えるのは天の川が濃い部分。これも細かい星々の光です。
夜明けにはもう夏の星々が高く昇ります。5時前、明るくなった低空に見えた細い月が印象的でした。
今日の太陽 ― 2018/04/13
夕空の幻日と飛行機雲 ― 2018/04/13
午後になると空が霞むようになり、太陽の出ている方角はかなり眩しく感じました。15時半を過ぎたころなにげにベランダから見ると、眩しい空の一角が更に眩しく見えるような…サングラスをし太陽を手で隠し、あらためて見ると結構明るい幻日が出ていました。しかも左右揃ってキレイです(左画像)。うっすらと内暈も見えましたが、よく目をこらさないと分からない程度。
右画像は一番明るかった頃に左右の幻日を拡大したもの。幻日環がそれなりに伸びて美しい姿ですね。最近縦に伸びる幻日ばかりだったので、横長の卵形は新鮮。幻日たちは薄くなったり濃くなったりしながら、1時間以上西空を飾ってくれました。
時々内暈を貫くように飛行機が通りますが、上空に湿気が入ってきたのか飛行機雲がたくさん出ました(下A)。この飛行機雲を観察するのも楽しいもの。高度によってすぐ消えてしまったり、太く発達したりしました。また、B画像を見ると飛行機からでている飛行機雲に先行して「飛行機雲の影」が伸びていますね。この影は太陽高度によって「飛行機雲より下層にある雲」に投影される場合と「飛行機雲より上層にある雲」に投影される場合があります。ではB画像はどちらでしょうか?その理由も含め考えてみてください。
飛行機が通り過ぎた後、このコントレイルの変形がまた面白いのです。この雲はほつれてしまったDNAのような形になりましたよ(下C)。
右画像は一番明るかった頃に左右の幻日を拡大したもの。幻日環がそれなりに伸びて美しい姿ですね。最近縦に伸びる幻日ばかりだったので、横長の卵形は新鮮。幻日たちは薄くなったり濃くなったりしながら、1時間以上西空を飾ってくれました。
時々内暈を貫くように飛行機が通りますが、上空に湿気が入ってきたのか飛行機雲がたくさん出ました(下A)。この飛行機雲を観察するのも楽しいもの。高度によってすぐ消えてしまったり、太く発達したりしました。また、B画像を見ると飛行機からでている飛行機雲に先行して「飛行機雲の影」が伸びていますね。この影は太陽高度によって「飛行機雲より下層にある雲」に投影される場合と「飛行機雲より上層にある雲」に投影される場合があります。ではB画像はどちらでしょうか?その理由も含め考えてみてください。
飛行機が通り過ぎた後、このコントレイルの変形がまた面白いのです。この雲はほつれてしまったDNAのような形になりましたよ(下C)。