惑星たちに近づく月とコメット・マラソン2夜目 ― 2015/11/05
昨夜から今朝にかけても前夜のように快晴でした。ただ、透明度はかなり落ちて、また大気の揺らぎがかなりありました。
夜半過ぎに昇ってきた月はもう下弦を過ぎており、だいぶほっそりしています。湿気が多いのか、前夜よりは月明かりが目立ちました。左は5時過ぎの少し明るくなった頃撮ったもの。太陽黄経差284.83°、撮影時の高度は58°弱です。月は明け方の惑星たちにだいぶ近づき、明後日7日には会合に加わります。
惑星たちは今日も綺麗でした。背景が少しかぶり気味でしたが、微光星もよく見えています。右下は金星と火星のみを少し拡大したもの。同じレンズなので、昨日の接近とも比べてみてください。 それから、前夜と似たパターンですが、明るい流星を二つ見ました。ひとつは4日20:50頃で、何度も爆発を伴う大火球でした。ちょうど見あげていた天頂に流れたのでビックリ。もうひとつは5日明け方4:45頃で、緑色のマイナス2等級。どちらの流星もおうし座方向からの経路なので、いま正にピークを迎え、火球が多いと言われるおうし座流星群(南群)の可能性がありますが、はっきりとは分かりません。
さて、コメット・マラソン2夜目を敢行しました。(ノッているときは数日続きます…。)前夜とは違うものを狙いましたので、そのうち6つの彗星を下に掲載します。暗いものしか残ってないので、使っている16cm望遠鏡の限界に近いものばかり。14-16等が多いですね。でもソニア彗星(C/2014A4)などはいまだにしっかり尾を伸ばしていますし、ハウエル彗星(88P)は相変わらずコマが大きいです。他にもうひとつ撮影していますが、暗くて写ってないようでした。下画像は全て上方向が天の北、彗星の移動に合わせた合成処理、拡大像は白黒反転、縦画角は全て約0.5°、露出はC/2011KP36が14.5分、それ以外は30分です。
(2015/11/06追記)
上記のスペースウォッチ彗星の前に再度パンスターズ彗星(C/2014S2)も撮っていました(左画像)。かなり光害がひどい方向で、また街灯の直射を受けて画質はひどいです。3日撮影のときは核中心に撮影したため尾を十分に写し取れなかったので、尾を意識したフレーミングで再確認です。やはり0.2°以上の尾が確認できますね。(縦画角が約0.5°です。)
参考:
2015年10月-11月明け方の惑星接近に関係する記事
アーカイブ:月の形(黄経差252度以上、288度未満)
夜半過ぎに昇ってきた月はもう下弦を過ぎており、だいぶほっそりしています。湿気が多いのか、前夜よりは月明かりが目立ちました。左は5時過ぎの少し明るくなった頃撮ったもの。太陽黄経差284.83°、撮影時の高度は58°弱です。月は明け方の惑星たちにだいぶ近づき、明後日7日には会合に加わります。
惑星たちは今日も綺麗でした。背景が少しかぶり気味でしたが、微光星もよく見えています。右下は金星と火星のみを少し拡大したもの。同じレンズなので、昨日の接近とも比べてみてください。 それから、前夜と似たパターンですが、明るい流星を二つ見ました。ひとつは4日20:50頃で、何度も爆発を伴う大火球でした。ちょうど見あげていた天頂に流れたのでビックリ。もうひとつは5日明け方4:45頃で、緑色のマイナス2等級。どちらの流星もおうし座方向からの経路なので、いま正にピークを迎え、火球が多いと言われるおうし座流星群(南群)の可能性がありますが、はっきりとは分かりません。
さて、コメット・マラソン2夜目を敢行しました。(ノッているときは数日続きます…。)前夜とは違うものを狙いましたので、そのうち6つの彗星を下に掲載します。暗いものしか残ってないので、使っている16cm望遠鏡の限界に近いものばかり。14-16等が多いですね。でもソニア彗星(C/2014A4)などはいまだにしっかり尾を伸ばしていますし、ハウエル彗星(88P)は相変わらずコマが大きいです。他にもうひとつ撮影していますが、暗くて写ってないようでした。下画像は全て上方向が天の北、彗星の移動に合わせた合成処理、拡大像は白黒反転、縦画角は全て約0.5°、露出はC/2011KP36が14.5分、それ以外は30分です。
(2015/11/06追記)
上記のスペースウォッチ彗星の前に再度パンスターズ彗星(C/2014S2)も撮っていました(左画像)。かなり光害がひどい方向で、また街灯の直射を受けて画質はひどいです。3日撮影のときは核中心に撮影したため尾を十分に写し取れなかったので、尾を意識したフレーミングで再確認です。やはり0.2°以上の尾が確認できますね。(縦画角が約0.5°です。)
参考:
2015年10月-11月明け方の惑星接近に関係する記事
アーカイブ:月の形(黄経差252度以上、288度未満)












