濃霧の前に暗い彗星をゲット2015/11/16

20151116パンスターズ彗星(C/2014W2)
パンスターズ彗星(C/2014W2)
昨夜から今朝にかけて、夜半前には雲が多い時間帯があったものの、その後は概ね晴れました。ただ明け方3時半頃から濃霧に覆われ、金星がほとんど見えない有様…。使っていた機材もビショビショです。

霧の前までに撮影できたふたつの彗星を掲載します。まず北極星近くにいた左画像のパンスターズ彗星(C/2014W2)(11月4日にも撮影しています)。これは増光中のパンスターズ彗星(C/2014S2)やパンスターズ彗星(C/2013X1)とは違う別のものです。こんなにパンスターズばかりで混乱しますが、C/2014W2も北極星から7°弱のところにいて、11等前半の明るさを保っています。この冬はほぼこの明るさをキープしてくれそうです。タコ足のように広がる尾が何となく分かりますね。

20151116ジョンソン彗星(C/2015V2)
ジョンソン彗星(C/2015V2)
もうひとつは写らないかもと思いつつ写ってしまった右画像のジョンソン彗星(C/2015V2・拡大画像中央の点状天体が彗星です)。この彗星は発見からまだ二週間しか経っていません。16等台と暗く恒星状ですが、なんと再来年2017年初夏にかけて、ひょっとしたら6等星ほどまで増光するかも知れないと噂されています。

発見したジョンソンさんはCatalina Sky Surveyの方だそうで、Catalina Sky Surveyとは昨日の記事で取り上げたカタリナの名を冠する彗星をごろごろ発見しているチームです。

軌道を見ると、ジョンソン彗星は奇しくも今度やってくるカタリナ彗星(C/2013US10)とは逆のコースをたどります。2016年中は北天をうろうろ→2017年春に急に南下を始め、アルクトゥルスやスピカの近くを通りながら増光→7月には南天へ消えてゆきます。だいぶ先の事なのでまだはっきりしませんが、予想通り明るくなってくれると良いですね。(※各画像とも上が天の北方向、彗星の移動に合わせた合成処理、拡大像は白黒反転、縦画角は約0.5°、露出は30分です。)

参考:
ジョンソン彗星(C/2015V2)に関係する記事(ブログ内)

今日の太陽2015/11/16

20151116太陽
朝のうち濃い霧が残りましたが、日が高くなると快晴になりました。ただ、左の太陽を撮影した10:30前頃から少しずつ雲が湧き、昼までには青空がすっかり見えなくなりました。

観察した太陽には、昨日夕方まで見えていた円形のダークフィラメントが姿を消していました。なんだかサラッとしてしまいましたね。

20151116太陽リム
黒点もほとんど見受けられません。可視光ならもう少し見えているのでしょうか。プロミネンスも左下に少しだけ活発なものが出ている程度です。このまままた静穏な日々が続いてしまうのでしょうか…。